向島百花の満開の梅

 

 向島百花園は、江戸時代後期の開園当初には、約360本の梅が植えられ、梅の名所として「新梅屋敷」と呼ばれ親しまれました。現在も、月影(つきかげ)・初雁(はつかり)・白加賀(しろかが)・道知辺(みちしるべ)・鹿児島紅(かごしまべに(こう))など、20種類近くの梅を見ることが出来ます。
 当園では梅の見ごろに合わせ、梅花とともに江戸の文化を楽しむ催しむ梅まつりが2月10日~3月3日に開催されています。早春の向島百花園で、梅の香りと江戸の趣を楽しみながら、粋なひとときを過ごすことは心があらわれます。

 

満開の紅梅と白梅

 

   

梅の蜜を吸いに来た目白

 

 向島島百花園は、現在でも江戸時代の花園の趣を残す庭園で、詩経や万葉集など中国・日本の古典に詠まれている有名な植物を集め、四季を通じて咲き、現代に残る江戸時代の花園ですが梅の季節には冬枯れで一層梅の花が景色をしきたてています。

 

向島百花園の冬の風景

 入口の付近の庭門には、濁山人の篇額、門柱には詩人・大窪詩仏が書いた「春夏秋冬花不断」「東西南北客争来」の額がかかっています。そのほか、芭蕉の句碑を含め、合計29の句碑、石柱が園内随所に建ち、庭造りに力を合わせて文人墨客たちの足跡をたどれます。

   

芭蕉「春もやや~」の句碑(右に見える庭門に額がかかっている)

 

   

井上和紫句碑

 

桑の茶屋跡から花園の冬景色

 

         

 

         

 

 

満開の梅

 花園を訪ねたときは、江戸時代から梅の名所の梅が満開で梅の花の下のアカモウセンの縁台で甘酒を飲みながら、梅の匂いを嗅ぎながらお花見出来大変満足でした。

 

 

  

梅の花の下で樋毛氈に座りお花見

 

    

 

    

 

    

紅梅                     白梅

 

    

紅梅と白梅

 

    

 

    

メジロ                    ヒヨドリ

 

あずまや

 

   

ヒョウタン 

 

 冬景色と春の先達満開の梅の花の景色が混合する向島百花園を訪れ満開の梅の花を観賞できたことは幸せでした。これから桜の季節を迎えます北からの強い寒波で春の訪れは足踏みです。

 

向島百花園のある場所

 

 

 

向島百花園の四季のビデオをYouTubeにUPして有るのでご覧ください。