■身長が伸びる仕組み
ギネス・ブックによると、過去もっとも身長の高かった人は、1918 年生まれの米国人男性で、272cmだったそうです。日本人の平均身長 と約1メートルも違いますね。ものすごい身長ですが、ここまで来ると、 おそらく成長ホルモンの異常分泌による病気でしょう。
身長の伸びは、脳の脳下垂体から出ている成長ホルモンと深い係わり合いがあります。成長ホルモンが肝臓に働きかけ、また別のホルモンを作 り、骨を作ります。その結果、骨の長さが伸びて身長が伸びるのです。 いつまでも伸びるかと言うとそうではなく、性差や個人差はありますが、 一般的に高校2年生前後でほぼ止まります。
■身長を伸ばすには
身長を伸ばすには、単純に考えれば、成長ホルモンの分泌を多くすればよいわけです。 成長ホルモン分泌不全などの原因による低身長症という病気には、成長 ホルモンを与える治療をしますが、成長ホルモンの分泌が正常だが背が低いとか、平均身長くらいはあるが、さらに伸ばしたい場合は、成長ホ ルモンの分泌を多くすることを考えなければなりません。
成長ホルモンは就寝後2~3時間後や、運動後、食事の数時間後などに 分泌されるので、よく運動し、よく食べて、よく寝ればよい訳です。 ただ、成長ホルモンが分泌されていても、血液中に栄養素がなければ、 骨を作る素材がないということになり、ガス欠のような状態になってしまいます。
血液中に栄養素が取り込まれるのは、食事の約3時間後ですので、その時に成長ホルモンが分泌されればちょうどよいのです。 タイムスケジュール的に言うと、夕食を取り、運動をして、寝れば、成長ホルモンの分泌のタイミングがほぼ同時となり、血液中にも十分な栄養素が入っていることになります。
「牛乳を飲めばいい」「小魚を食べる」など、身長を伸ばすためにいろ いろ言われています。確かに蛋白質やカルシウムなどは、骨を作るのに 重要な栄養素ですが、大量に摂取すればそれだけ伸びるわけではありま せんし、その他の栄養素も必要です。やはりバランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動が重要です。







