スティーブン・ポール・ジョブズ(Steven Paul Jobs、1955年2月24日 - 2011年10月5日)

ご冥福をお祈りいたします。

ハイテク分野の大会社の親分にしては、エンドユーザーの望むことに答えてきた天才だ。

正直、昔のジョブズさんは大嫌いでした。製品は好きでしたけどね。
かなり自分勝手で、短気で、クビにされた従業員も多かった。

ただ、大病をしてから、人が変わったように感じた。何かを悟ったのかもしれない。

この人のおかげで変わったと思うこと。

1.パソコン・・・
マッキントッシュで、パソコンでフォントをこんなにきれいに出せるんだと感動した。
→計算機だったものを、デザイン等の芸術作品をだせる道具にしてくれた。

2.音楽・・・
iPod・・・レコード、カセットテープ、CD、MDなどのメディアを買う必要もなくし、その管理(温度、湿度、ほこり、収納スペース)の煩わしさをなくしてくれた。

3.携帯電話・・・
iPhone・・・携帯からテンキーボタンをなくしてくれた。電話というより情報端末としての利便性を上げてくれた。

4.紙ファイル、雑誌・・・
iPad・・・紙媒体の情報を簡単に誰でも見れるようにしてくれた(設定はまだ、ど素人には簡単ではないけど)

5.小売業・・・
Apple Store・・・エンドユーザーに直販(代理店を介さない中抜きビジネス)

これらの影響で、衰退した産業も多いから、面白くないと思っている人も多いかもしれない。
音楽CDや印刷・出版関連、ゲーム業界、パソコン業界、小売業界・・・

業界地図を変えるというのは、いつの時代も難しいけど、これだけのことしたから関心する。

アップル社という社名は、あのビードルズの会社名からといわれている。
Apple Corps Ltd. 1968年設立 イギリス


Apple Corps Ltd.をウィキペディアを見ると
 
以下、転載・・・・

設立当初は以下の5ジャンルの事業を目指していた。

エレクトロニクス -- 家電業界に革命を起こす事を目標にデザイン性の高い家電の製造販売
映画 -- 独自性の高い作品を発表する事を目標にオリジナル映画の製作配給
出版 -- ビートルズおよびその関連のパブリッシング全般。主に音楽出版
レコード -- いわゆる"アップル・レコード"、およびスタジオ (Apple Studio) の運営
小売業 -- アップル・ブティック(1967年12月7日~1968年7月30日)の企画と運営、コンセプトは「美しい品物が買える美しい店」

・・・・・・・ここまで

内容が、ジョブズさんがやってきたことと同じなんだよね。

彼は、大好きなビードルズにあこがれて、その夢を実現したんだなと思った。
ビートルズは音楽を変えたといわれ、それに影響されたジョブズさんはIT製品を変え、今後、この影響を受けた人たちが何を生み出すかが楽しみです。

では。