うまくいかない日々も、追われた毎日も、
たくさん笑えた日も、久しぶりに泣いたあの日も

いつだってチューニングを繰り返してなんとかやって来れた気がする。

外れた音も、少しずれている音もまた正しい方へと進めるように うまく合わせてまた歩き出す。


この人生においてのスパイスはサビ前で転調すること。

転調した後は誰にも気づかれないようにまたAメロに戻るような日常で、ここぞって時のワンフレーズはラストサビまで取っておいても ラストシーンに伝えたい人がいなきゃなんにも意味はないから、やっぱり僕らしいのは 何度も伝えるリフレイン。


これはリピートとは少し違う。




たくさん笑っている人ほど 誰も知らない笑えない日がたくさんあること、

取っつきにくい人ほど 優しさに溢れていること、
誰にでも優しい人ほど、自分に優しくできないこと。


光と陰はいつも表裏一体で、光の街に住んでいても 真っ暗闇の道があるように 不安で歩けない夜もあるんだろう。


そんな時、僕はどんな歌を歌うのだろうと考えた時には やっぱり眩しいくらいの明るいメロディーを鳴らすんだろうと思う。




僕らしい歌が何かを考え直したら
やっぱり真っ直ぐで、明るい、そんな歌でした。