いまから函館駅行の列車に乗って空港に向かいます。
東京に戻ります。
いや、帰ります。
実家は居心地が良くて
毎日居間にいるだけで眠くなるし
久しぶりに家族四人で食べたご飯は美味しすぎて、
父ちゃんと母ちゃんと飲むお酒はすぐ酔うし
高校の時良く遊んでいた 友達と10年ぶりに 会って 朝の5時までBBQして
始発で帰って また実家のレストラン手伝って
夜の22時から割と毎日レストランを借りて ギター弾いては曲を作って
流星群は見れなかったけど
とりあえず夜中に外でたら流星群なんかなくても
まるで作られたプラネタリウムみたいに 星が目の前いっぱいに広がっていて
びっくりした。
地元には大切な場所も、大切な人も溢れていて
この道の幸せも感じたし、よくわかった。
幸せには色んな道があって
色んな方法があって
夢を見ていても 目が覚めることばっかり。
誘ってくれた同窓会だって 出席したかったけど
まだ出れない自分がいて、
きっと今なにしてるの?って言われるのが怖いんだと思った。
正直ね。
東京は楽しいことばっかじゃないし、好きなことを続けるのってたまにしんどくなる。
好きなことをしていると、好きなことをしたくても出来ない
歌は、音楽は すごく大切な人生の一部だけど、
大好きな音楽を続けることと
東京で暮らすことは簡単に一緒になんか出来なくて、
一人暮らし、寂しくて部屋に帰りたくなくて
渋谷のどまんなかで 空を見上げて時間を潰した日もある。
帰りたい
帰りたくない
戻りたい
戻りたくないを繰り返してる間にずいぶん時間は過ぎたんだな。
でも負けないぞ。
今日、東京に帰ってまた戦うんだ。
世間の荒波に流されないように
親父と おかんが言っていた言葉を胸に
また明日から アーティスト 谷口和広として東京に帰ります。
素晴らしい歌は素晴らしいという簡単なこと
わけのわからないものに振り回されずに
自分が自信を持って 歌える歌を作ろう。
母ちゃんが、
本当に、これいい歌だねって言ってくれたら
一人前かな。
さて、函館駅につきました。
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