NHKの「歴史秘話ヒストリア」の主題歌などで有名な3人組女性ボーカルユニット「Kalafina」が再結成するらしい。

 

2019年に音楽プロデューサーで、作詞作曲を手掛けていた梶浦由記さんが事務所を退所し、それに続いてKalafinaのHikaruさんとKeikoさんが退所、Wakanaさんだけが残ってソロデビューをしていた。

 

今回の再結成、Kalafina好きだった長男はとてもガッカリしていた。

なぜなら「梶浦さんあってのKalafina」だからだ。

 

梶浦さんからのXの内容

 

【Kalafinaさんについて この度、Kalafina さんのライブ開催が発表されたことにつきまして、私の方に もお問合せをいただいておりますが、私梶浦由記は今回の公演に一切関与し ておらず、またそれ以前に今回の公演開催について、主催の方からも、またメ ンバーのどなたからも、正式なお知らせも説明も一切いただいておりません。

 そのような状況ですので、ご質問いただきましても何もお答え出来ることがご ざいません。

申し訳ありませんが今後のKalafina さんに関するお問い合わせ は、ライブを主催される方、もしくはメンバーの皆様の所属事務所の方へお願 い致します。

 Kalafina の皆さまは今後、私のプロデュースを離れ、私の知らない所で新しい Kalafina として歩まれることを決意されたのでしょう。

私は私で、将来また一 緒にKalafina の音楽を紡げる道を探ってはおりましたが、それはもう叶わぬ未 来となりました。

大変残念ではありますが、メンバーの皆様がはっきりと選ば れた道です。

これはもう互いに音の道を探す一人一人の人間ですから、そのよ うなこともあるでしょう。 

皆様もご存知の通り、本当に素晴らしい三名の歌い手さんです。

今後もファン の皆様へ、素晴らしい歌声、音楽を届けて下さるに違いありません。

かって、 約十年に渡り、共に音楽を作らせていただけた幸福に改めて心より感謝を致し ますと共に、今後のKalafina さんのご活躍をお祈りするばかりです。 梶浦由記】

 

そしてHikaruさんはXで、【Kalafinaが来年1月15日、東京・有明の東京ガーデンシアターで公演を開催。

「ソロ活動をしている間も、皆さんがKalafinaのことを大切に想ってくださる気持ちを受け取っていました。

今回有難い機会をいただき、梶浦由記さんが作ってくださった大切な楽曲を3人で歌えることとなりました」】

などと報告したそうだ。

 

更に【単独でライブを開催するのは、18年1月に東京・日本武道館で開催した10周年記念ライブ以来7年ぶり。

その復活を最大限にバックアップするのが、縁が深い武部氏だ。

同氏は18年3月に、他のアーティストとともにKalafinaが出演した東日本大震災復興支援ライブで、音楽監督を務めた。

また、23年のWakanaのアルバム「そのさきへ」もプロデュースしている。

「復活ライブに音楽監督として参加する運びとなりました。再び3人が集い、Kalafinaならではの素晴らしいハーモニーを響かせてくれるでしょう。プレミアムなライブになるよう、ベストを尽くします」と意気込んだ。】

 

う~ん…

それにしても梶浦さんにとって寝耳に水だった再結成の話なのに、楽曲を作った梶浦さんの許可が無くても歌えるのだろうか?

もしかしたら権利は退所した事務所にあるのかも知れない。

 

簡単に言ってしまえば、梶浦さんは母屋を乗っ取られて、家財道具も渡してしまったような状態だ。

元からのファンはこんな復活を望んではいないと思う。

 

私も梶浦さんの音楽が好きなので、ものすごく嫌な気持ちになった。

今年の初夏だったか、CSで梶浦さんのコンサートを放送していた。

その時はHikaruさんとKeikoさんも梶浦さんのコンサートに出演していた。

なのにそのお二人からも知らされることなく、梶浦さんの知らないところで話が進み、武部氏が音楽監督になっているとは…。

 

私は2018年のファンタジーで武部氏の存在を初めて知り、ユーミンのコンサート等を手掛ける大物音楽プロデューサーだと後で知った。

羽生くんのGIFTでは作曲までして披露してくれたのだが、このKalafinaの件で真っ先にXのToshlさんを想い出してしまった。

 

元からのXファンにとって、Yoshikiさんの演奏とToshlさんのボーカルが揃って初めてXになる。

それと一緒で、梶浦さんとKalafinaが一緒であることが大切なのだ。

 

Xを引き裂いたのはなんなのか?

Kalafinaと梶浦さんを引き裂いたのは?

ファンはこんな復活を求めてなどいない。

 

私の中で未だにモヤっているのは、羽生くんの2019年のファンタジーのことだ。

2018年のファンタジーから武部さんが音楽担当となり、清塚さんがピアノで「春よ来い」を演奏した。

翌2019年はToshlさんと例のバイオリニストさん、アーティストの選定には当然関わっただろう。

 

2023年はファンダムが崩れるほどの衝撃だったわけだが、その根源がこの2年のファンタジーにある。

なんかね、清塚さんも武部さんも羽生くんにやけに気を使っている感じがするんだよね。

MIKIKOさんとも一緒に仕事をしているけれど、彼女はごく自然な感じなのだ。

 

そんなモヤモヤが、今回のKalafinaの再結成で妙に納得できてしまった。

 

これまで応援してきたファンが望んでいないことを平気で行ってしまう音楽業界の関係者たち。

クリエイター(原作者)をないがしろにして、利権と利益を手中に収めてしまう人たち。

 

私は梶浦さんのようなクリエイターを今後も応援したい。

羽生くんが今後、どんな業界の関係者と仕事をするかは分からないけれど、できればMIKIKOさんのような人たちと仕事をしてもらいたいと願う。