今日は朝8時に足場を組むトラックがやってきて、昼頃にはすべてを組み終わりカバーを掛けて帰っていった。

 

午後、勝手口から出てすぐの物置に用があったのだが、死角に入った鉄の棒に頭をぶつけてしまった。

ぶつけてから2秒ぐらいして「痛~っ」っとなり、ぶつけたところに熱をもった感じがした。

 

思えば10年前にも、車のトランクを閉める時に思い切り頭をぶつけたっけ。

あの時は大雨で、次男の引っ越しの荷物を宅配の事務所に預けるのに必死で慌ててしまったのだ。

その後、脳神経外科でCTを撮ってもらい、とりあえず後遺症はなかった。

 

あれから10年経っているので更に反応も鈍っていて、自分の粗忽さに悲しくなった。

カレーを作りながら「気持ちが悪くなったら医者に行こう」なんて考えていたが、夜10時になっても吐き気はなさそうなので、入浴はやめて明日は家で大人しくしていることにした。

家のお化粧をしようとして、家人が頭を打ってあの世に…なんて洒落にもならない。

 

そういえば、ドラゴンボールの鳥山先生も急性硬膜下血腫だった。

今年の1月に頭を打ったらしく、2月にその手術をしての死去だった。

慢性硬膜下血腫は頭を打ってから1~2か月後の症状がでるらしいので、私も気をつけなければ…(;´д`)

 

突然何かあると困るので、図書館で借りた読みかけの「バカと無知」を急いで読み終えた。

 

あとがきに

【SNSには陰謀論が渦巻いている。人々が誤解しているのは、これを何か異常な事態だと思っていること。そうではなく、ヒトの本性(脳の設計)を考えれば、世界を陰謀論で解釈するのが当たり前なのだ…なぜ、脳が陰謀論的に考えるかというと、現実が陰謀で満ち溢れているからだ。】

 

【人間にとっての最大の脅威は、昔も今も天変地異や捕食動物ではなく、自分と同じように高い知能を持つ生き物に囲まれていること。ヒトは徹底的に社会化された動物なので、共同体を離れて生きていくことはできない。】

 

【誰に陰謀を仕掛けられるか分からない社会では、脳は陰謀に適応するように進化したのかも。現代社会が異常だとしたら、それはSNS等で陰謀論が瞬く間に増幅され、世界中に拡散するようになったことだ。】

 

【陰謀論を唱える人は、それが万人のための道徳的に正しい行為であることを示そうとする。反ワク派などが典型だが、批判されればさえるほど、正義を振りかざすようになる。

自分を正当化する理屈を思いつき、「見たいものだけを見て、聞きたいことだけを聞く」のが人間の本能だと昔から知られていた。】

 

【SNSを見ていれば、右や左のよくある特徴として共通するのは、自分たちを善として、なんらかの悪を告発する「善悪二元論」である。当然のことながら、普通の人達はこんなことに関わろうとしない。人生に投入できる資源は有限で、その大半は仕事や家族、恋人との関係に使われる。ネットニュースに頻繁にコメントするのは、昼間からワイドショーを観ている人たちで、それは平均とはかなり異質な母集団だ。】

 

【まともな人は、なんの生産性もないSNSの論争(罵詈雑言の応酬)から真っ先に退場してゆくだろう。

このようにして、まともでないひとたちだけが残ってゆく。そう考えれば、今起きていることが説明できる。解決にはならないが。

人間というのはものすごく厄介な存在だが、ひとりでも多くの人が、「人間の本性=バカと無知」に気付き自らの言動に多少の注意を払うようになれば、もう少し生きやすい社会になるのでは】…と筆者はまとめていた。

 

そうなんだよね~、あと数年後に日本は爆発的に人が亡くなると言われているが、それはワクと言うよりも、団塊の世代が80代を迎えるからであって、それはもうずっと前から予想されていることなのだ。