昨日は、普段使わない神経を使ったので、目が覚めたら朝の9時を過ぎていた。

 

夫が関西の実家に帰っているので、歯止めが利かないグダグダ生活だ。

10時近くに朝食をとり、お洗濯してボーっとして、午後の1時ごろに軽食とってから近くの桜並木を散策。

桜は今が盛りの満開で、花のアーチが美しかったが、車や人も多かった。

 

長男が家に居るので、夕食は外で食べようということになった。

うちの息子たちは私と二人の外出にあまり抵抗がない。

 

夕方6時にステーキガストに行くことにした。

想像以上のボリュームで、帰りは夜桜でも見ようかと思ったが、ふたりともお腹が苦しくて家に直帰した。

 

長男はハビちゃんと同い年だが、女性とか恋愛には全く興味が無い。

孫はこの長男が大好きで、「〇〇ちゃん(長男)って、とっても優しいから大好き、女の子なの?」って娘に聞いたらしい。

 

たしかに、長男が怒った姿は生まれてこのかた一度も見たことがない。

人の話をいつも聞いてくれて、反発することもない。

PCやスマホで分からないことがあると「教えて!ドラえもん」みたいに長男に頼ってしまう。

思えば、我が家で一番謎の人物である。

 

不思議なことに夫も、長男には遠慮しているというか、強く何かを言ったことはない。

そしてこれからも謎のまま生きていくのだろう。

怒らない人は、実はとても強力なバリアを張っているのかも知れない。

 

次男が高校生で大反抗期だった頃、色々なものに突っかかっていて、兄に対しても「しね!」って言ったことがあった。

兄(長男)はその時、怒ることもなく「しにたくてもしねないんだよ」とポツリといった。

当時、長男は持病が悪化していた時期で、かなりつらかったのかも知れない。

 

冷静にボソッと言った言葉に、私は隠れて涙してしまった。

 

今は持病もかなり落ち着き、生活に殆ど支障がなくなっているが、子どもの頃から苦難を抱えて生きてきたから、なんとなく悟りを開いている感じがするのだ。

 

夜、Xを覗いたら、羽生くんのRE_PRAYは満席で、破滅もパーフェクトだったらしい。

なんだかホッとした。

 

羽生くんから卒業したのは、羽生くんを嫌いになったからではなく、羽生くんの周りの世界についていけなくなっただけだから。

 

彼の健康とショーの成功はいつでも願っている。