3月で卒業と決めたら、心に溜まったつっかえたモノがス―――ッと取れて気持ちが楽になった。
私の様なマンガ・アニメオタクにとって、好きなものに想像と妄想が出来なくなったら、楽しみの9割を消失したようなもの。
おまけにオタクは物事を追求してしまう癖がある。
だから演技の美しさだけで満足できるわけがなかったのである。
ファンタジーは2016年から去年まで、続けて8年間現地(幕張)に通った。
だがそのうちの後半の5年間がトラウマになるとは思わなかった。
羽生くんはRE_PRAY埼玉の2日目に、このアイスストーリーは「自分の事ではない」と話していた。
だが、YouTuberのにゃちだーやさんが言っていたように、私もこの作品は羽生くんそのものだと思った。
彼がスケートで表現していること自体、彼の想いが入っていて当然であるし、彼の作品なのだ。
とすれば、ファンタジーの演技だって彼の心情を吐露しているようなものだ。
去年のAツアーのDA PUMPとのコラボの「if」は素晴らしかった。
しかし妄想力が強い私などは、何故あえてこの曲を選んだのかな?と思ってしまう。
「もしも君じゃなかったら 苦しむこともない…」
そしてBツアーでは中島美嘉さんの「GLAMOROUS SKY」を演じたが、最初はNANAとANAを掛けたダジャレぐらいに思っていたのだが、この曲の作品のNANAの作者は矢沢あいさんで、矢沢永吉さんが好きすぎてペンネームに矢沢を入れた漫画家さんだった。
もう完全に邪推だけど、彼を取り巻くファンタジーの関係者や仕事仲間には、背後から「この芸能人推し!」っていうのがあるのだろかと思ってしまった。
…こんなメンドクサイ想像をする自分が嫌になり、今年はアイクリ枠のチケットに応募しなかった。
娘に「今年の幕張は行きたい?」と聞いたところ「今年はいいよ」と言ったので、浮いたチケット代で孫にランドセルを買うことにした。
ランドセルは6年間使うし、それで孫が喜んでくれるなら有意義な使い方である。
それから彼に共感できなくなったことに、スピがある。
2020年の東京五輪前、電通が大々的に推していた水泳の池江璃花子さんが、開催近くになって大病を患った。
元々彼女のお母様はスピリチュアルに関心があった方らしく、その後の池江さんはスピ系の気功師をなべおさみさんに紹介してもらったとかで週刊誌で話題になっていた。(なべさんは吉本所属)
(今となれば、昨今の大谷くんのような電通の全推しだった池江さんが思い出される)
そして2021年の7月頃、文藝春秋のNumberで池江さんと羽生くんのスペシャル対談が載った。
文春と電通の深い関係を知ったのはこの頃だった。
今年はパリ五輪が開催されるが、卓球は話題になっても水泳はあまり話題に出ない。
これは私の感じ方だけなのかもしれないが、マラソン等陸上の方がよく見る感じ。
何が言いたいかと言えば、「スピってどうなのよ?」ってことだ。
続きは明日。