アウト、セーフはダメです | お父さんでも出来る少年野球審判

お父さんでも出来る少年野球審判

息子がお世話になった少年野球チームで審判のお手伝いをしています。
ホント野球のルールは複雑で審判は難しいですね ←だから面白いんですよね。
他に50ccでソロキャンプ、御朱印集め、将棋と多趣味な爺さんです。

 

 

 

 

    

皆さん、こんにちは。

 

少年野球チームの審判のお手伝いをすることになったお父さん審判さんたちに少しでもご参考になればと実戦での審判ぶりから色々お話をさせていただいています。 ←たまにソロキャンプブログになっていますw(小声)

 

元少年野球お父さん審判、原付50ccバイクソロキャンパー の KAZ-G  です。← カズ爺さんの略ねw

 

 

 

 

みなさん、こんにちは。 KAZ-Gです。

 

先週末、12月3日(土)は、ちゃんとした球場(笑)での新人育成5年生大会準決勝戦の球審でした。

球審12・一塁審2・二塁審6・三塁審3 計23)12/3現在

 

久しぶりの球審だなぁと思っていたら、9/18以来ですから2ヶ月以上ぶり(苦笑)← その球審も酷かったw(小声)

↑ 勢いよく先頭を走っているのと、姿勢よく立っているのがわたくしですね(笑)

 

本球場なので広いですからね、歩かずに常に小走りを心掛け、今年の締めですから基本を忠実に丁寧にやろうと臨んだ球審でした。

 

自分では最後まで、常に小走りでテキパキ動けたと思っていましたが、動画では緩慢な動きに見えてしまうのは、もう歳だからかなぁ(苦笑)

 

・・・ 試合終了後、ベテラン審判S村さんからダメ出しをお願いしました。

 

いくつか指摘していただきました。 1つは、満塁からホームのフォースプレイを見る位置、通常のタッグプレイと同じ右バッターボックス側に位置していました。 これは、わたくしも基本を忘れていました(汗)

 

内野ゴロからキャッチャーに送球されアウト、キャッチャーが1塁へダブルプレイを狙って送球。

このときにバッターランナーがスリーフットレーン内を走っているかを球審が確認していなければいけません。

 

なので、1塁~本塁の延長線が正解でしたね。← ホームでのフォースプレイを判定し、バッターランナーの走塁が見れる位置取り

 

試合では、1回裏、0アウト満塁から内野ゴロのプレイでした。

 

 

キャッチャーからファーストへの送球は、ギリギリのプレイでしたがセーフ判定。

 

わたくしが、タイムをとりホームベースにかかった砂を掃いていたところ、一塁側ベンチから監督が出てきました。

 

守備側の監督「今のは、足(ファースト)が離れていたのですか? 足(ランナー)が早かったのですか?(不満顔)」と。

 

わたくし、間髪を入れず「アウト、セーフはダメです」と撃退(苦笑)

 

 

こんなのを聞いて審判を集めてはいけません。

 

・・・ わたくしも気合が入りすぎていましたか(汗)

新人育成大会は選手の育成の場でもありますが、ベンチ指導者さんの育成の場でもありますから、「規則適用の誤りを訂正する申し出のアピールは出来ますが、裁定に異議を唱えることはできません」と丁寧に説明してあげれば良かったですね(反省)

 

ここらへんは、自チームベンチ指導者さん達にもしっかりレクチャーしようと思います。

 

野球規則 8.02 審判員の裁定

(a) 打球がフェアかファウルか、投球がストライクかボールか、あるいは走者がアウトかセーフかという裁定に限らず、審判員の判断に基づく裁定は最終のものであるから、プレーヤー、監督、コーチ、または控えのプレーヤーが、その裁定に対して異議を唱えることは許されない

 

(b) 審判員の裁定が規則の適用を誤って下された疑いがあるときには、監督だけがその裁定を規則に基づく正しい裁定に訂正するように要請することができる。しかし、監督はこのような裁定を下した審判員に対してだけアピールする(規則運用の訂正を申し出る)ことが許される。

 

お話が長くなりましたので、続きます。

 

 

 

 

 

さて、ムツカシイ野球規則、毎日のお勉強が大事です。 「競技者必携 2023」のお勉強の続きです。

 

 

 質疑応答(P165) 6.00 反則行為

 

 

 

26 【問】

 

【問】1アウト満塁、打者は外野へ安打した。外野手は三塁走者に続き本塁へ走る二塁走者をアウトにしようと送球したが大きくそれて次打者席の近くでボールボーイに当たった。どう処置したらよいか。

 

 

 

【答】ボールボーイを含み、競技場内に入ることを許されている人に当たったときは、その行為が故意でない限りボールインプレイで成り行きである。(6.01d、【原注】)

 

 

・・・ 少年野球 " あるある " は、ボールデッドラインを越えずに動いているボールを低学年の子が拾い上げてしまうことですね。

 

他にも、試合の応援に熱中するあまりにボールデッドラインを越えてプレイングフィールド内に体を出してしまいボールに触れてしまうことでしょうか。

 

 

27 【問】

 

【問】観衆が物を投げて守備を妨害した。どう処置したらよいか。

 

 

【答】妨害と同時にボールデッドとなる。審判員は、もし妨害がなかったらどのようになったかを判断して、ボールデッド後の処置をとる。(6.01e)

 

 

 

28 【問】

 

【問】野手がファウルフライを追って観客席に手を伸ばして捕ろうとしたとき、観衆が野手のグラブをたたいて妨害したので捕ることができなかった。観衆の妨害でアウトではないか。

 

 

【答】野手は危険を承知でプレイしているので、妨害とはならずファウルボールである。(6.01e【原注】、用語の定義(15))

 

 

 

29 【問】

 

【問】前問で外野に打たれたフェアフライの場合は、どうなるのか。

 

 

【答】観衆の妨害とはならずホームランである。(6.01e【原注】、用語の定義(15))

 

 

30 【問】

 

【問】前問のような場合に、観衆が身体を競技場の方へ乗り出して、野手が競技場内で捕らえようとしている打球をはたき落とした。どう処置したらよいか。

 

 

【答】観衆の妨害でボールデッドとなり、打者をアウトにする。(6.01e【規則説明】【原注】、用語の定義44d)

 

 

 

 

野球規則

野球規則6.01 妨害・オブストラクション・本塁での衝突プレイ

(d) 競技場内に入ることを公認された人の妨害

競技場内に入ることを公認された人(試合に参加している攻撃側メンバーまたはベースコーチ、そのいずれかが打球または送球を守備しようとしている野手を妨害した場合、あるいは審判員を除く)が競技を妨害したとき、その妨害が故意でないときは、ボールインプレイである。

 

 しかし故意の妨害のときには、妨害と同時にボールデッドとなり、審判員は、もし妨害がなかったら競技はどのような状態になったかを判断して、ボールデッド後の処置をとる。(4.07a参照)

 

【原注】本項で除かれている攻撃側メンバーまたはベースコーチが、打球または送球を守備しようとしている野手を妨害した場合については6.01(b)参照。

審判員による妨害については5.06(c)(2)、同(6)および5.05(b)(4)、走者による妨害については5.09(b)(3)参照。

 

 妨害が故意であったか否かは、その行為に基づいて決定しなければならない。

 たとえば、バットボーイ、ボールボーイ、警察官などが、打球または送球に触れないように避けようとしたが避けきれずに触れた場合は、故意の妨害とはみなされない。しかしボールをけったり、拾い上げたり、押し戻した場合には、本人の意思に関係なく故意の妨害とみなされる。

 

 6.01(e)観衆の妨害

打球または送球に対して観衆の妨害があったときは、妨害と同時にボールデッドとなり、審判員は、もし妨害がなかったら競技はどのような状態になったかを判断し、ボールデッド後の処置をとる。

【規則説明】観衆が飛球を捕らえようとする野手を明らかに妨害した場合には。審判員は打者に対してアウトを宣告する。

 

【原注】打球または送球がスタンドに入って観衆に触れたら、たとえ競技場内にはね返ってきてもボールデッドとなる場合と、観衆が競技場内に入ったり、境界線から乗り出すか、その下またはあいだをくぐり抜けてインプレイのボールに触れるか、あるいはプレーヤーに触れたり、その他の方法で妨げた場合とは事情が異なる。後者の場合は故意の妨害として取り扱われる。打者と走者は、その妨害がなかったら競技はどのような状態になったかと審判員が判断した場所におかれる。

野手がフェンス、手すり、ロープから乗り出したり、スタンドの中へ手を差し伸べて捕球するのを妨げられても妨害とは認められない。野手は危険を承知でプレイしている。しかし、観衆が競技場に入ったり、身体を競技場の方へ乗り出して野手の捕球を明らかに妨害した場合は、打者は観衆の妨害によってアウトが宣告される。

 

例――1アウト走者三塁、打者が外野深く飛球(フェアかファウルを問わない)を打った。観衆がそれを捕球しようとする外野手を明らかに妨害した。審判員は観衆の妨害によるアウトを宣告した。その宣告と同時にボールデッドとなり、審判員は、打球が深かったので、妨害されずに野手が捕球しても捕球後三塁走者は得点できたと判断して、三塁走者の得点を認める。本塁からの距離が近いほんの浅いフライに対しては、妨害があっても、このような処置をとるべきではない。

 

 

 

 

・・・ 少年野球の場合は本球場でない場合が多いので、フェンスでなくラインを引いている場合が多いですね。

 

同じようにボールデッドラインに乗り出してインフライトのボールを捕球すればアウトです。

片足でもラインを割ってしまっていたら捕球してもファウル。(ライン上はOK)

 

ボールデッドラインの前で捕球しても、勢い余って足がボールデッドラインを越えてしまったら、ランナーがいる場合にはボールデッド、テイク1ベースとなります。

 

なので審判員は、ボールデッドラインに切れていく打球でも野手が追いかけている場合は、ライン際に動いてしっかり判定できるようにしなくてはいけませんね。

 

 

ではでは。 

 

 

 

少年野球の審判をすることになったお父さん審判さん、審判を始めたのだけれども・・という方達に少しでもご参考になればと実践での審判ぶりから色々お話をさせていただいています。けっして審判さんの判定を否定しているものではありません、また主に軟式少年野球審判のお話しをしていますので、ご理解お願いします。

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