長女もすくすく育ち、あれは10ヶ月になった頃だったと思います。

私が仕事に行くときに、玄関でちょっと長女を抱っこしようとした瞬間。

「わー、いやー」

と抱っこを拒絶されたのです。

「?、俺、何か嫌がることした?」

長女は泣くばかりで、要領を得ません。

妻に助けを求めても、

「う〜ん、この状態じゃしょうがないね。とりあえず仕事行かなきゃ」

と言われ、しかなく仕事へ。

仕事行ってからも、あれはなんだったんだろう。

別に嫌がることした覚えはないんだけどな、単に機嫌が悪かっただけだといいけど。

この頃、ちょっと仕事が忙しかったこともあり、子供たちとは夜はあまりゆっくりできていませんでした。

なので、朝でがけに抱っこしようとしたのですが、あんなに嫌がられるとは。

これが1日だけだったらよかったんですが、続くは続く。

朝から娘に泣かれ続けること”1週間”

いや〜、しんどかったですね。

何も嫌がられることをした覚えもないのに、一方的に嫌がられる。

人生の中でも、一番しんどい経験でしたね。

今では成人した娘にこのことを話すと

「え〜、ウケる(笑)」

「ウケるじゃないよ、こっちは凹んで大変だったんだぞ!」

「そんなこと言われてもしょうがないじゃん。私、覚えてないし」

まぁ、覚えてないでしょうね。1歳にもなってなかったんだから。

教訓、妻に嫌われるより娘に嫌われる方が精神的ダメージが大きい!

世のお父さん方、娘には嫌われないようにしましょう。とても悲しくなります。

長女も生まれずいぶん生活も賑やかになりました。

ただ、女の子ということで育児も長男の時とはちょっと違いました。

やっぱり女の子ということで扱いが丁寧だったと思います。

別に長男の時が雑だったというわけではないのですが、気を遣う部分が多かったと思います。

おむつを変える時のお尻の拭き方にしても、男とのと女の子では違うし

ただただ女の子というだけで扱いが優しくしていましたね。

これって、男親だからなのでしょうかね?

母親は男の子も女の子も扱いは変わらないのでしょうか?

これって今度機会があれば妻に聞いてみようかな。

たぶん、

「扱いは一緒だったよ」

と言われるんでしょうけど。

子育てって難しいですね。

長男の”股のぞき”から8ヶ月後。

無事長女が生まれました。

この時も妻は里帰り出産していたのですが、今回は事前の打ち合わせ通り

出産後退院する前日に行きました。

早く娘に会いたい気持ちはありましたが、長男の時みたいに手持ちぶさたになって

妻の役に立ってあげられないならしょうがないと割り切りました。

初めて会った娘は小さく可愛らしかったです。

兄妹なのに生まれた時の顔立ちがえらく違うのは、ちょっとびっくりしました。

長男は正直親の私よりも私の父の方に似ていました。(隔世遺伝か!)

それに比べ長女は、親の私が言うのもなんですが、トンビが鷹を産んだのごとく

とても可愛らしい女の子でした。

長男もとても喜んで、寝ている長女をよく眺めていました。

家族が増えるって大変ですけど、やっぱり嬉しいものですね。

子供ってすごいなと思うことがありました。

息子が1歳半ぐらいの時だったと思います。

ちょうど連休だったので、私の両親と2泊3日で温泉旅行に行きました。

一緒に温泉入って美味しいもの食べて、家族みんなで楽しく過ごせました。

あれは2日目だったと思いますが、海が見える丘でみんなで写真を撮ったり景色を眺めたりしていた時のことです。

息子がおもむろに「股のぞき」(体を前屈させて股の間から景色を見ること)をしたのです。

その時は、なんか面白いことしてるな、と思ったぐらいだったのですが、後日びっくりすることが起こるのです。

旅行から帰ってしばらくして、妻が妊娠していることがわかりました。

「やった〜」

急いで両親に電話すると、

母親が

 

「やっぱり、二人目がいたんだね」

 

「?、やっぱりって、どういうこと?」

 

「旅行に行った時、股のぞきしてたでしょ。あの時もしやと思ったんだけど、あなた達が何も言わないから、違うのかなと思って何も言わなかったんだけど」

 

「?、股のぞきとなんか関係があるの?」

 

「昔から小さい子が股のぞきしてるのは、弟か妹がいることが見えてるって言われてるんだよ。だからあの時あなた達は妊娠していることを知っているんじゃないかと思ったの」

 

「へ〜、そうなんだ。そんな話全然知らなかったよ」

 

母と話して初めて股のぞきにについて知りましたが、旅行に行った時は多分妊娠2ヶ月にもなってなかったと思います。

子供ってすごいですね。

妊娠している妻よりも先に気づいていたんですから。

 

 

息子もつかまり立ちができるようになり、育児もだいぶ楽になってきました。

お風呂もベビーバスから、一緒に入れるようになり息子も楽しそうでした。

ただ、その頃住んでいたのが古いアパートで、お風呂も浴槽は狭く高さが高かったんですよね。

なので、私が体を洗っている時は息子は浴槽の中で立っていないといけなかったんです。

ある時、いつものように息子の体を洗ってあげて、浴槽に立たせていました。

そして私が頭を洗って目を離した瞬間、

”スポッ”

と何か変な音が。

まさか!

浴槽を見ると立っているはずの息子の姿がありません。

急いで浴槽の中覗き込むと、そこには何が起こったか理解できずにお湯の中から私を見ている息子が。

”やばい”

急いでお湯の中から息子を救い出すと、しばらくはキョトンとしていましたが、急に怖くなったのか、”わーん”と泣き出しました。

その声を聞いて部屋にいた妻が

「どうした?何があったの?」

浴室までやってきたので、あったことを話すと

笑いながら「それはびっくりしたね。もう大丈夫だよ。」

と抱きかかえて部屋へ連れて行ってくれました。

息子もびっくりしたでしょうが、私もほんとにびっくりしました。

今となっては笑い話ですが。

溺れてお湯の中から私を見ている息子の顔は今でも忘れません。