年末の目玉のひとつ「ジャッジアイズ 死神の遺言」を購入。龍が如くの世界観を、共有しながらも、これまでの、任侠モノとは別の、リーガルサスペンスアクションとのこと。
一足先に、体験版をやってみて、思ったことは、これまでの龍が如くシリーズは、暑苦しい程の、漢のドラマがメインだったが、今回は、サスペンスとしての筋がハッキリしているので、より物語として没入感があるのと、探偵という設定も、龍が如くの世界観との相性が良く、期待せざるを得ない。
なんといっても、主人公をキムタクが演じており、若い頃、一度は、キムタクに憧れてたり、なんらかの影響を受けた世代としては、あのキムタクがゲームで操作できると、ちょっとワクワクしてしまう。途中、謎のパルクール集団に、スマホを盗まれて、追いかけるシーンでは「ちょ、待てよ!」と叫んでしまった。
とにかく劇中のキムタクがカッコいい。
喧嘩しても強い、弁護士としてのインテリジェンスもあるが、金はない貧乏探偵という、人間臭さもあり、魅力充分のキャラクター。
コンビニで、おにぎりとおでんという、ライブ前の若手芸人ばりの、雑飯すら絵になるご様子。蕎麦屋では、本人なら絶対頼まないであろう、カレーライスにカツ丼をダブル注文。胸焼けしそうな献立も、両手に手を合わせていただきますポーズが、美食倶楽部の一員かのような気品にあふれている。
なかなかの没入感に、俺タク(俺が操るキムタクの略)が縦横無尽に神室町駆け巡っていたら、絶賛、見に入るものはなんでも触りたくなるブーム中の俺娘(俺の10ヶ月になる娘の略)が、プレステのコンセントを抜いて、ハイハイで去って行く。ここは絶好の「ちょ、待てよ!」チャンスなのだが、日々、出来ることが増えていく娘のアップデートに、ほっこり。部屋のあちこちで、物を散らかしていく様は、まさに赤子として絵になる。
しばらくしてモンスターが、またコンセントを目指してやってきた。本日2度目の「ちょ待てチャンス」の到来だ。コントローラーを置き、チャンスを伺っていると、コントローラーをガチャガチャ。ピピッと音を立てて電源が切れる。思わず「ズッチィなぁ〜」とえびす顔。
赤子の謎は解けそうにないが、神室町の謎は解きたいと思う年の瀬である。