魑魅魍魎との戦いに明け暮れる日々。壁に当たっては、アムリタ稼ぎなり、装備強力に精を出す三浦氏。
 
 
  ハック&スラッシュ要素もある為、武器探しのついでに、経験値も溜まるので、個人的には苦にならない。
 
  いく先々で、血刀塚と言う、墓標が点在している。どうやら、オンラインで、全国の三浦さんが、死んだ場所にできるらしく、それに触れると、亡霊になって襲いかかってくる。
 
  触らぬ血刀塚に祟りなしと、敬遠していたが、亡霊に勝つと、その三浦さんの装備がランダムで手に入る事を知ってから一変。
 
  プレイヤーは、死んでも装備は無くならないので、むしろ自分が死ぬ事で、自分よりレベルの低い人の為になるなら、死んだ甲斐があるというもの。
 
  この互助システムに、大いに助けられてるのだが、慣れというのは恐ろしいもので、ありがたいものが、いつしか当たり前になる。
 
  謙虚な気持ちなど、最初の方だけで、今では、散った侍たちの、墓標のデータをみて、高レベル、持っていた装備のレアリティの色(紫以外は無視)を確認して、欲しい装備を狙うという、立派な墓荒らし。なんなら、レアリティの低い塚を見ると「なんだよ」と言う徒労感まで感じるほどになっている。
 
  そんな自分を戒める為にも、ささやかではあるが、自分が死んで、他の三浦さんの処に、墓としてお邪魔した場合、喜んでもらえるような、身だしなみに気をつけている。
 
  仁王おいての武士道とは「武士道とは死ぬ事とみつけたり」ではなく「武士道とは死んで良い物残す奴」とみつけたり。
 

>仁王

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