義父が亡くなりました。

 

    私にとっては世界一の義父でした。

 

    義父は名誉な賞をいただいて、

    皇居で天皇陛下に拝謁したこともありました。

 

 

    このご時世ですので家族葬とし、

    皆様にお知らせしないようにしましたが、

    それでも多くの方が通夜,告別式に

    参列してくださいました。

 

 

    主人が言いますには、

    義父が大声で笑う姿を初めて見たのが

    大学生だったそうです。

    (子供たちは、怖い人と思い込んで

    あまり話をしなかったそうです。)

 

 

    私は人から言われて判断するのではなくて、

    自分の目(心)で判断するので、

    義父は優しい人だとすぐにわかりました。

 

 

    義父とは友人のような関係になり、

    家族が知らない話も私にしてくれるようになり、

    よく冗談を言い合ったりしました。

 

 

    最近は、塩分制限をしなければならなかったので

    棺の中に、炊き立ての新米で作ったおにぎりを

    入れてあげました。

    (どうしても食べさせてあげたかったのです。)

 

 

 

    不思議なことに、私の実家の親戚も

    同じ日に2人亡くなりました。

 

 

    いつもであれば、私がいろいろと1人で

    手配するのですが、義父のことがあったので

    私の兄弟だけで香典の準備やその他のことを

    してもらうことになりました。

 

 

    3人が同じ日に通夜、告別式となったわけですが

    親、兄弟、姪、甥、皆が

    私のために義父を優先してくれて、

    通夜、告別式両方に参列してくれました。

    (その後、後の2軒は訪ねて行ったそうです。)

 

 

    私に「いつもよくしてもらっているので、

    こういう時ぐらい力になれるように頑張ります。

    なんでも遠慮なく言ってください。」

    と皆が言ってくれました。

 

    前日に精密検査を受けた親戚も、多忙な親戚も、

    親戚全員が義父の通夜、告別式に

    参列してくれました。

   

 

 

    私の親戚の想いに、義母、主人皆が

    感激してくれました。

 

 

    今まで慶弔行事の全てを私が皆の分まで

    手配してきたわけですが、

    今回私が手伝えなくなったことで

    今までの私の大変さが分かったと

    兄弟に感謝されました。

 

 

 

    今回私は、

   「何よりも私のことを優先したい。」

   「私のためになんでもしてあげたい。」

    という親戚の強い想いを感じることができ、

    本当に感激しました。

 

 

    やっぱりここぞという時に

   「人にしたことは自分に返ってくるんだなあ。」

    と実感することができました。

 

 

    私と子供たちは、

    葬儀にいらしてくださった方たちが

    1人になることがないように声をかけ、

    案内することに努めました。

 

 

 

    主人は親戚から

   「家族に恵まれてあなたは幸せだね。」

    と言われて嬉しかったそうです。

    (私は、妻は夫の実家に、夫は妻の実家に尽くす

    ことはとても大切なことだと思っています。)

 

    これからも家族仲良く頑張っていけそうです。

 

 

    

    どうぞ皆様もお身体をお大切になさって

    よいお年をお迎えくださいませ。

 

 

 

    いつもありがとうございます。

 

    kazuokito