娘へ

 

     お母さんの勝手な

     あの世(天国)のイメージです。

 

 

     防波堤のようなところに

     皆さんと座って

     下界(私たちのいる世界)を見ている。

 

 

     お別れした家族が、

     天国にいる自分を

     家で想ってくれていたり(拝んでくれていたり)、

     お墓参りをしてくれるなどして

     想ってくれていることを知って、

     温かい気持ちになる。

 

 

     天国の周りの皆からも

    「いいわね。いつも想ってもらえて。」

     と言われて、また嬉しくなる。

 

     

     一方,忘れ去られているような行いを見た

     天国にいる人は,悲しくなる。

     この悲しい気持ち(自分を思い出して欲しい

     という思い)が,一族に不幸をもたらす

     と思うのです。

 

 

     人は、不幸が続くと

     お墓参りに行こうかなとか、

     お祓いに行こうかなとか思うので…

 

 

     先祖のことを

    「私たちのことを常に守ってくれる存在」

     と思っている人がいます。

 

 

     先祖にしてみたら、

     自分を想ってくれるどころか

     いつもお願い事ばかり言われて…

 

     悲しい気持ちになるのは当然ですね。

 

 

 

     生きている人も

     亡くなっている人も

     皆,同じ心を持った人間なんです。

 

 

     生きている時と同じように

     天国にいる人を想い続けてあげたいですね。

 

 

     チューリップ黄   チューリップ黄   チューリップ黄   チューリップ黄   チューリップ黄   チューリップ黄   チューリップ黄

 

 

     ある女性の話です。

 

     祖父母と同居していた女性が、

     祖父の一周忌の日に

     ある男性と出会いました。

 

     女性は、

     祖父が会わせてくれた運命の男性だと

     喜んでいました。

 

 

     その後,その男性と結婚して

     その女性は大変な苦労をしました。

 

   

     その女性が言うには、

    「自分は祖父母にいつもお金をちょうだい

     ばかり言って困らせていた。

     お金をくれないと、祖父母を蹴ったり

     物で叩いたりしていた。

 

     結婚してすぐに、夫が仕事を辞めてしまい

     その後も定職に就かずに,

     贅沢ばかりしては、お金を要求し、

     しまいには暴力を振るうようになった。

     

     私を叩く物が、

     私が祖父母を叩いていた物と同じだったので

     ゾーッとした。」と

 

 

 

     結局,その女性は、

     祖父母の遺産(家,お金)を全て失い

     離婚した。

 

 

 

 

     お母さんは,スピリチュアルのことは

     わからないけれども、

     このような話をよく聞くので…

 

 

    

     「お天道様が見ている」「因果応報」

      

     「いい事も,悪い事も

      自分のした事は自分に返ってくる」

 

     という昔からの教えを、

     子供たちに語り継いでいくことも

     大切なのかもしれませんね。

 

 

 

     上記の教えを知っていたならば、

     人を傷つけたり、

     遺産争いをしたりはしないと

     思いますが…

 

 

 

     我が家の場合

     先祖の命日は、お墓参りもですが、

     仏壇のある部屋を家族皆で

     天井から隅々まで掃除しますよね。

     一体感が生まれて、

     お母さんは,とても気持ちがいいです。

 

 

 

     何も特別なことはしていないです…

 

     天国にいる家族に淋しい思いを

     させたくないだけ…

 

     ただ,家族を想っているだけです…

 

 

     

 

 

        (母)