娘へ

 

     昨日が家庭内のルールの話だったので、

     今日はしつけについて話しますね。

     お母さんは専門家ではないので、

     経験上の話をさせてくださいね。

 

 

 

 

     「○○しなさい」、「○○したらダメ」などと

     1日に何回も子供に注意しているご両親も

     きっと「子供のためにしつけなければ」という

     想いでしつけをされていると思うのです。

 

 

 

     でも,お母さんは

     あまり子供たちを注意していません。

 

 

     それでも世間の方は

     子供たちのことを育ちがいいと言って

     くださっていました。

 

 

 

     では,お母さんがどのように子供たちを

     しつけていたのか聞いてくださいね。

 

 

 

     まず、しつけの前段階として重視していたのが

    「落ちつき」と,「集中力」です。

 

 

 

     いつも落ちつきがなく

     動き回っている子供に育てると

     しつけになりませんから…

 

 

 

     お母さんの時代は「抱き癖がつくと良くない」

     と言われていて,

     抱くことはあまり推奨されていませんでしたが、

 

     お母さんはずっと抱いていましたし、

     おんぶもよくしていましたし、

     絵本もだいたい2時間くらい

     続けて読んでいました。(2時間読むと,

     喉を痛めしまうので、もう少し短い時間でもいい

     かもしれません。)

 

 

 

 

     その甲斐あってか、

     新幹線に乗れば,近くの方から

    「同じような年齢の子供さんなのに、

     おりこうさんにしていますね。

     うちの子は,床に寝そべったり

     もう、落ちつきがなくて大変です。

     どうしたら,そんな子供さんに育つのですか?」

     と言われ、

 

 

     野球観戦に行けば,後ろの方から

     上記と同じようなことを言われ、

     高校の先生からは「教師としてではなく

     母親としてお母さんの教育方針を聞きたい。」

     と言っていただきましたが…

     お母さんには答える資格は

     まだありませんでした。

 

 

 

     子供の時のことを褒められても…

 

     

     あなたたち子供が年を経るごとに

     幸せになっていくこと。

     あなたたち子供の人生の最期が近づいた時に

     皆さんにいい人と言ってもらえること。

     が達成された時に初めてお母さんの子育ては

     成功だったと言えるのではないでしょうか。

 

 

     まだまだです。

     お母さんはまだまだ頑張らないといけません。

 

 

 

 

     お母さんは,しつけで大事なのは

     耳ではなくて「目」と「知識」だと

     思っています。

 

 

 

     耳でいくら親から注意されても

     家が散らかっていては

     子供はその環境をまねるのだと思います。

 

 

 

 

     お母さんはあなたたちを

     注意しなかったけれども

     あなたはバッグの中も

     その中のポーチの中まで

     綺麗に整えていますね。

 

 

 

     買い物でも,たぶん多くのお母さん方が、

     その場で注意すると思いますが、

     お母さんは予習をしてから

     連れて行っていました。

    「商品を触らない」「店内を走り回らない」 

     など。

 

 

 

     親戚の集まりでも予習をさせていました。

     例えば、古希の祝いがある時には

     「古希とは何か」

     「どのようなお祝いをするのか」などの

     知識から入り,次にどのような親戚が来るのか、

     挨拶の仕方,食事のマナーなどを教えていました。

 

 

 

     何回も注意するという教育ではなく、

     1回,正式なマナーと知識を教える教育

     というのを実践していました。

 

 

 

     あと,早め早めのしつけを心がけていました。

 

 

     スマホでも、渡す時に注意点を言うのではなく、

     数年前から注意点などを具体例を挙げながら

     説明していたので,スマホのことで

     あなたたちに注意する必要はありませんでした。

 

 

    

     人生の教育でも,しつけでも、

     「早め早めに具体例を挙げながら」

     「知識を与えながら」

     と言うスタンスを貫いてきました。

 

 

 

 

     皆さん自分が教えてもらってきたことが

     正しいのか,不安になる時があると思うのです。

 

 

     例えば,洗濯物のたたみ方とか,料理とか…   

 

     はっきり言って正解なんてないのです。

 

 

     料理だって,昔はしてはいけないと

     言われていたことが,

     現代では正解と言われているのですから…

 

 

  

     だから,人と違っても

     人の良いところを取り入れて、

 

     そして,自分に自信を持ってやっていい‼️

     と思うのです。

     

 

     全て正解❤️ みんな正解❤️

 

 

 

       (母)