娘へ

 

 

まずは、2つの例で

考えてみましょう。

 

 

 

自分は子供が大好きなので、

いい母親だと思っている人が、

子供に悩み事を相談された翌朝、

子供に,「お母さんは、あなたのことが

心配で,心配で昨夜は全然眠れなかった。」

と言いました。

 

母親は子供が好きだから、

眠れないほど心配したと、

真剣に寄り添っていることを伝えたいと、

思ったのかもしれませんが、

 

 

実際,こう言われた子供は、

母親が眠れないのは心配だから、

もう相談するのはやめようと、

思ったそうです。

 

チューリップピンク  チューリップピンク  チューリップピンク

 

 

夫が癌と診断された時に、

妻が夫に愛情を示した上で励まそうと、

「あなたが死んだら淋しい。

あなたがいなくなったら、

私が1人になってしまうので、

そうならないように

一緒に頑張りましょうね、」

と言いました。

 

この場合、夫は

「死」という言葉を聞くと辛くなりますし、

 

1人になりたくないという

妻側からの考えを言われても…

 

チューリップピンク  チューリップピンク  チューリップピンク

 

上記の2例に共通しているのは、

母親も妻も

相手を想ってはいるのだけれども

自分の発言によって

相手がどのような気持ちになるのかに

考えが及んでいないということです。

 

 

宝石緑   宝石緑   宝石緑   宝石緑

「癌」と診断された本人の気持ちになって、

寄り添えるといいですね。

宝石緑   宝石緑   宝石緑   宝石緑

 

 

 

人に心疾患で突然死するのと、

癌で苦しんで死ぬのと

どちらがいいかと問うと

 

突然死の方を選ぶ人が多いと思います。

 

 

次に、

心疾患で突然死するのと、

痛みがコントロールされて、

眠るように死ぬ癌と

どちらがいいかと問うと

 

多くの人が、

癌の方がいいと言うと思います。

 

 

突然死は、

患者本人も,家族も

心残りのある別れ方となりますが、

 

苦痛のない癌であれば、

想いを伝え合って

お別れすることができます。

 

 

お別れと言っても、

姿が見えなくなるだけで

魂はいつもそばにいるわけですから…

 

 

 

 

癌が苦痛がなく眠るように亡くなる病気

であればいいのですが…

 

実際は,「苦痛」と「死」という恐怖と

闘っていかなければならないのだろうと

考えてしまうことが

辛いと思うのです。

 

 

 

「苦痛」「死」「家族のこと」

「経済的なこと」などで悩み、

夜も眠れず…

 

このような状態で癌という敵と闘う

体力と気力

残っているはずがありません。

 

 

 

ストレスで,肩や背中が凝ると

呼吸が浅くなり

熟睡できなくなります。

 

ですので、

 

病気のことを忘れるくらい

気持ちがいいこと(マッサージなど)をして、

幸せなことをして、

 

希望のない(延命のためだけの)苦痛は

決して与えないことを

患者さんに伝えて

一丸となって闘いましょう。

 

 

 

男の人は弱い所がありますので、

本当はやめなければならないタバコに

逃げる人がいますが、

 

喫煙を注意することよりも、

タバコをやめられないほどの心の状態

であることに気づいてあげて

 

心をフォローしてあげると

いいのかもしれませんね。

 

 

 

家族としては、

美味しい料理を作り

(人それぞれですが、

私の父の場合は、

癌にいい食事にはこだわらず、

美味しくて体に良い食事を作り

食事で喜びを与えるようにしていました。)

 

そして,マッサージをし、

病気について調べるなど

することが多く、

泣いたり,悩んだりしている暇は

ありませんね…

 

 

 

 

悩みは、まとめずに、

 

「ひとつ、ひとつ」

 

解決していきましょうラブラブ

 

 

 

 

5年後,10年後を考えるのではなく

 

「1日、1日」

 

に集中して、

 

手を取り合って

 

がんばっていきましょう。ラブラブ

 

 

 

(母)