こんばんは^^
ご訪問、誠にありがとうございますm(__)m
ピットロード 1/700 イージス護衛艦きりしま
マスト後方の張り線ハリハリ@(*´Д`)ハァハァ
本日は昨日に引き続きマスト後方の張り線作業を進めました
私が艦船模型の中で最も苦手で逃げ出したくなる工程です(笑)
まずは黄色矢印の部分
下段両ヤードに滑車パーツを取り付け
この滑車パーツはTiger Modelの「日本海軍横桁揚旗索用滑車」を使用しました
家に届いたパーツを見ると
肉眼では滑車のように見えなくて「なんじゃこりゃ(;^_^A」となりましたが
実際取り付けて写真を撮ってみるとしっかりスナッチ滑車の形になってて驚きですw
滑車まで準備出来たのでいよいよ苦行のスタートです
揚旗索には0.04㎜のホワイトメタルリギングを使用しましたが
細すぎる上に白いので切り出しも見えにくくて(;´Д`)
なのでエッチングパーツの台紙などについてる黒い厚紙を敷いてその上で切り出しました
まずは空中線アンテナ索の引き込み索(メッセンジャーロープ)から施工です
離れた三本のロープをマスト支柱に集める為の案内金具はコレを使いました👇
モンキーラッタルです
これをコの字に曲げて一本分だけ切り出して取り付けました
そして揚旗索の施工
左舷から進めていき
右舷も取り付け完了
揚旗索は右舷・左舷共に外側2本は赤黒マークと速力標用で
内側4本は信号旗用です
それぞれ滑車を通って折り返しになってるので張り線では各滑車に2本ずつ
片側合計12本の揚旗索を取り付けました
また
こんごう型の赤黒マーク・速力標ロープは旗箱から外に張り出した
ステイを通って信号用探照灯付近まで水平に張られているようで
模型でも再現してみました
続いて速力標を取り付け
今回も完成時の海ジオラマの波は第三戦速(24ノット)を想定して製作していますので
速力標も第3戦速でセットしています
因みに
よく聞く(第1船速)という ” せん ” が「戦」ではなく「船」になっている言葉は
少なくとも日本海軍や海上自衛隊では存在していなく
各速度の号令は
両舷微速:4ノット
両舷半速:9ノット
両舷原速:12ノット
両舷強速:15ノット
第一戦速:18ノット
第二戦速:21ノット
第三戦速:24ノット
第四戦速:27ノット
第五戦速:30ノット
となっているらしく
その際の速力標は下図の通りです(艦後方から艦首方向を見た場合)
また
これは知り合いの現役海自隊員さんから聞いた話ですが
各速度間で速度を微調整したいとき
(例えば艦隊行動などで先頭艦についていく為に1ノットだけ早くしたいときなど)
は
赤黒マークを使い微調整するようです
「両舷前進強速黒15」などの使い方をするようで
これは " プロペラの回転数を強速の回転数より15回転多く回しなさい ”
という意味で
逆に赤を使うと通常の速度よりやや遅くしなさいといった使い方をされてるそうです
赤黒マークは基本艦隊行動をしているときに使うもので
単艦での行動時はまず使わないとの事で
模型ではロープだけ再現して赤黒マーク(旗)は掲揚していません(-.-)
いつか艦隊ジオラマを作る機会があれば是非再現してみたいところですw
さて
随分話が逸れてしまいましたが(;^_^A
この速力標は
エッチングパーツのヘリコプター甲板安全ネットの網を写真のように台形にカットし
爪楊枝の円錐を利用して造形しています
中央3本の揚旗線と第一、第二煙突に繋がる空中線も取り付けて
張り線作業終了となります
前後部合計49本の作業となりました
一見シンプルに見える現代艦もなかなかゴチャゴチャしてるでしょ(;^_^A
2024.01.20作業後の姿
明日はまたまた苦手な分野・・・
内火艇の製作に移行する予定で
時間的余裕があれば手すりの施工もしたいです
本日の作業はここまでです
本日の一枚
過去作ジオラマ作品「ピットロード 1/700 護衛艦かが」より
本日も最後までご覧くださり
誠にありがとうございましたm(__)m
お休みなさい