こんばんは。
ピットロード
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日本海軍艦隊防空駆逐艦「秋月」1944年(最終時)
製作記その①でございます。
製作自体は随分前に開始しておりましたが、何分リアル事情も相まっていつも以上に牛歩工作の為ブログの更新頻度も非常に遅くなるか、もしくは小出し投稿になるかと思いますが完成までお付き合い頂けると嬉しいです。
今回、自分の中でマンネリ化しつつある海作りに風穴を開けるべく新しい素材とフルハル船体を使ったジオラマに挑戦していました。
その新素材とは巷でよく目にするスタイロフォームです。
元々は建築で使用される断熱材なんですが、その丈夫さと加工のしやすさからジオラマのベースとして使用されているようで以前から気になっていた素材です。
フラットなアクリル板上に作るメディウムの海では表現出来ないような海のうねりを表現できるのではないかと思いやってみたのですが、結果は下記の通りです。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、塗装による浸食が激しく
あまりにもあり得ない大きな窪みが所々に出来てしまいました。
ちょっと研究不足だったと痛感。
スタイロフォーム製海ベースは今後も研究を続けていく方針で
今回は安全圏でアクリル板ベースに設計変更(;^_^A
フルハル使用で製作していた船体も急遽ウォーターライン仕様に手直ししました。
ということで
海作りと船の製作を平行して行ってます。
大きさは750×750mmで厚さは3mmのアクリル板を用意。
その中心に秋月を配置しジェルメディウムによる一層目の波づくり。
今回はケルヴィン波もいつも以上に意識して表現してみました。
海全体の造形一層目は波の大きなうねり(高低差)を表現するべく厚塗りと薄塗が混在するように無造作に塗りつけてます。
と同時に船周りの水の動きも意識して造形。
この一層目の造波が全体のベース(下地)になるので非常に重要です。
一晩寝かして完全乾燥した一層目の上から二層目の造波です。
今回から新兵器「イーゼル」を投入してみました。
今まではテーブルの上に置いての造形の為「奥まで手が届かない」「全体が見渡しにくい」等いろいろ作りにくい感じでしたが、イーゼルの投入で一気に解消されました。
学生時代、美術の成績最悪だった自分がまさかイーゼルを購入する日がこようとは(;^_^A
ともあれ、大雑把に造形した一層目とは変わり二層目は筆を使って細かな波の造形を。
この二層目の波は完成時直接作品として目に触れる造形になるので時間をかけてじっくり造形しました。
この状態で一晩乾燥。
乾燥した海から船体を取り外し、着色、表面処理、白波の描き込みと続きますが、それはまた次回。
続いて船体の製作です。
本日は煙突周りの製作です。
既に一部着色済みですが、パイプ類は真鍮棒と銅線で自作しています。
その上からジャッキステイを取り付け。
ジャッキステイは手すりエッチングパーツの下側だけ切り取ったモノを使用しています。
こちらは着色後。
肉眼では綺麗に塗れてたはずが、写真とは残酷なものなり・・・
さらに5星の網網も追加。
秋月は煙突一個なのが何気に嬉しい。
今回はここまでです。
最後までご閲覧ありがとうございました。