MLB(メジャーリーグベースボール)
アメリカンリーグ/東地区
「生年月日」 1975年2月10日 (39歳)
「出身地」 大阪府大阪市住之江区
「投球・打席」 右投げ右打ち
「ポジション」 投手
「サイズ」 185㎝ 93㎏
「プロ入り」 1996年ドラフト2位(逆指名)
上宮高等学校
専修大学
広島東洋カープ(1997-2007)
ロサンゼルス・ドジャース(2008-2011)
先日(2014年9月20日・日本時間)、MLB アメリカンリーグ/東地区 ニューヨーク・ヤンキースVSトロント・ブルージェイズの試合がニューヨーク・ヤンキースの本拠地(ヤンキースタジアム)で行われました。
ニューヨーク・ヤンキース所属の黒田 博樹投手(39)が、この試合に先発登板致しまして6回2/3を100球投げられ被安打7、被本塁打1、奪三振7、与四死球0、失点3(自責点2)、通算防御率3.77の内容でした。試合はヤンキースが5-3とブルージェイズに勝ち、黒田投手は勝ち投手となり今季11勝目(9敗)を挙げられました。
そして、同じリーグで同じ地区のレッドソックス所属の田沢 純一投手(28)も同じ日にオリオールズ戦に中継ぎとして登板致し、1回を無失点1奪三振と抑え、試合も5-3と勝利し、見事に勝ち投手となり今季4勝目(3敗・通算防御率2.87)を挙げられました。
これにより、日本選手の今季の合計勝利数が歴代最多の64勝となりました。
<ブルージエイズ戦、5戦全勝>
試合はニューヨーク・ヤンキースの本拠地(ヤンキースタジアム)で行われました。気温17度、秋風が強く吹く中でのピッチング。
一回一死一塁で主軸のエドウィン・エンカーナシオン内野手(31)に高めのスライダーを振り抜かれ、左翼ポール直撃の先制2ランを浴びてしまいました。試合序盤は制球に苦しみ、二回が終わった時点で46球と球数は増えた。
それでも踏ん張るのがベテランの持ち味です。三回以降はシンカーやスプリット・フィンガード・ファストボールを駆使してブルージェイズ打線を手玉に取った。
七回途中で降板。黒田投手はゆっくりと一塁ベンチへ戻られる。長袖のジャンバーなどに身を包んだ総立ちのヤンキースファンが大きな拍手で迎えた。
「しのいでしのいでというピッチングだった。なんとか粘っていれば、こういう結果になるのではという気持だった」(試合後の黒田投手のコメント)。
ヤンキースタジアムでのブルージェイズ戦は5戦全勝で、キラーぶりを発揮されました。
「昨年より1歳年を取っているので、そんなに元気なわけはないですけど。なんとか自分の責任を全うすること。その一心で調整している」(黒田投手)。
<9月26日オリオールズ戦が今季最終登板に…>
ワイルドカード争いで厳しい位置いるが「まだまだ何が起こるか分からない」(黒田投手)。次戦の26日(日本時間)のオリオールズ戦(ニューヨーク)での先発が今季最終登板となる見込みで、プレーオフ進出を信じて最後まで調整を続ける見通し。
<サムライ投手史上最多!シーズン64勝!!>
この日(9月20・日本時間)は黒田投手に続いて田沢投手(レッドソックス)も白星を挙げられました。
日本選手の今季の合計勝利数が歴代最多の64勝となりました。マリナーズ所属の岩隈投手が14勝目をマークした6日(日本時間)に過去最多だった2002年の62勝に並んでいた。1964年、ジャイアンツの村上 雅則がメジャー初勝利を挙げて以降、ちょうど50年の節目の年に新たな歴史を作られた。
<全員が五分以上に!>
今年はヤンキース入りした田中 将大投手(25)が12勝、レンジャースのダルビッシュ 有投手(28)が10勝を記録。レッドソックスの上原 浩治投手(39)が6勝、カブスの和田 毅投手(33)が4勝、メッツの松坂 大輔投手(34)が3勝を挙げている。全ての日本投手が五分以上の成績を残している。
<改めてこの試合の結果> (2014年9月20日・日本時間)アメリカンリーグ/東地区
ニューヨーク・ヤンキース VS トロント・ブルージェイズ
合計
ブルージェイズ 2 0 0 0 1 0 0 0 0 3
2 2 1 0 1 0 2 1 0 9
安打
3 0 3 2 0 0 0 0 8
ヤンキース 1 0 2 2 0 0 0 0 × 5
ヤンキース 5 - 3 ブルージェイズ
安打8 安打9
勝ち投手 黒田11勝9敗 セーブ ワレン3S
(黒田→アウトマン→ロジャーズ→ワレン)捕手:マキャン
負け投手 バーリー12勝10敗
(バーリー→レドモンド→ループ)捕手:ナバロ
本塁打 エンカーナシオン33号②(ブルージェイズ)、エルズベリー16号②(ヤンキース)
スタジアム:ヤンキースタジアム
2014年
投手 所属 勝 - 敗
岩隈 久志 マリナーズ 14 - 8
田中 将大 ヤンキース 12 - 4
黒田 博樹 ヤンキース 11 - 9
ダルビッシュ 有 レンジャーズ 10 - 7
上原 浩治 レッドソックス 6 - 5
田沢 純一 レッドソックス 4 - 3
和田 毅 カブス 4 - 3
松坂 大輔 メッツ 3 - 3
(2014年9月20日現在・日本時間)合計 64 - 42
黒田 博樹投手のユニフォーム
背番号 「18」
ニューヨーク・ヤンキース
ジョー・ジラルディ監督
「生年月日」 1964年10月14日 (49歳)
「出身地」 アメリカ合衆国イリノイ州ピオリア
「監督就任」 2008年~
「監督としての背番号」 28
今季限りでフリーエジェンド(FA)になる黒田投手について
「今オフに話し合いになる」と〝ラブコール〟ともとれる発言をされました。
来季40歳で迎えるベテラン右腕との交渉を示唆されました。黒田投手の今季年俸は1600万ドル(約17億3000万円)。
因みに黒田投手自身は去就を含め、来季についてまだ明らかにしていません。
ニューヨーク・ヤンキース
かずのりより