朝になって。


起きた時にはもう。


和の父ちゃんは出勤してた。


和の母ちゃんもお勤めだから


もうバッチリメイクしてる。






半熟卵にツナベーコンのトーストと


コーヒーをコイツが用意してくれるのを


ありがたくいただいて





和「んー、ほれ。髭剃り」


智「ん」





洗面台で。


やっぱり揃って歯磨きして


ついでにジョリジョリして。


身体、ぶつけ合って。


でも危なくねーから。


なんていうか。


そういう、クセ?


んふふふふ。





借りてた部屋着一式を洗濯機に


当たり前に入れさせてもらって


ほんで





和「ほら。じっとして」


智「ん」





制服の胸のボタンまで


きっちり嵌めてくれる・・・





♬ピンポーン





和母「あらぁ。おはようございます」





玄関からなんか聞こえてきた。





智母「おはようございます。


智がお世話になって・・・」


和「おはようございます」


智「あ、母ちゃん。おはよう」


智母「あら、いやだ。😂


もうちゃんと支度できてるじゃないの。


さすが、和くんね」


和「ばっちりですよ」✌️


智母「本当にありがとうね。


これ、お弁当。和くんの分もあるから。


食べてちょうだい」


和母「えー。ありがとうございます♡」


智母「昨夜、うるさかったでしょ?


ごめんなさいね🙏」


和母「ううん。お疲れさまね」





母親同志


朝から仲良くお喋りしてるのを横目に





「行ってきまーす」





ふたりして階段を降りてった。





潤「おはよう」





昨日のふたり、翔くんと相葉ちゃんの他に




潤「これ、お土産」


智「さんきゅ」




眉毛の濃いイケメン生徒会長も一緒に




五人で


Gメンみたいに


横一列になって


高校までの遊歩道を歩く。





俺と和は、端っこ。


これ、定位置。


真ん中はたいてい眉毛の生徒会長。


なんでか風を切って


そこだけライトが当たってるみたいに


あれだ。


スター。


スターだ。





んで、翔くん、相葉ちゃん。





横一列で歩いても


誰も何も言わないし


なんなら避けてくれるし





「こら!道いっぱいに広がらないっ」





あ。


いや。


ここに。





俺らのことも遠慮なしに叱る


おばちゃん先生がいた。





ふふふ♡(^^)///