(愛の釣り人)





熱いカラダを俺に巻きつけて


俺のを必死に咥えて離さない君の


その愛おしい先からは





また・・・


渇きを知らない泉のように・・・


どくどくと命の煌めきが


溢れはじめた。






和「・・・ぁあ・・・智さん・・・」





ひたむきな君の


圧倒的な若さを識る。


そのみずみずしさと


麗しさに畏れ慄(おのの)く。


人間のカラダって


毎日180ℓの水が巡るんだっけ・・・





和「お、お願い・・・抱いて・・・」


智「・・・ん・・・」




ちゅぽんと俺のを小さな口から抜いて


そのまま・・・


挿れてしまいたいのを


ぎゅっと抱きしめることで耐えた・・・





和「・・・智さん・・・お願い・・・」





涙に濡れた眼で


俺のことを見上げる。





和「・・・お願い・・・」




まだ・・・後ろは調っていない。


このまま挿れてしまったら


確実に君を・・・傷付けてしまう。


大切に・・・したいんだ。


生涯の、パートナーだから・・・





背中をトントンと叩いてやると


イキ疲れたのか


もう・・・堕ちそうだ。





和「・・・眠りたく・・・ない・・・」





そう言いながら瞼を閉じた。





パジャマのボタンを嵌めてやり


明け方の冷え込みを感じて


薄い布団をかけて・・・





こうしてずっと


君の寝顔を見ていたくて・・・





うっすらと明けていく東京の空を


窓越しに感じながら・・・


あれだけ猛々しかった自分のが


やっと落ち着いてきたのを確認した。






ハジメテなのに


俺・・・


度を越したことをやってしまった。


もっと大切に進んでいきたいのに・・・


君の魅力に


つい・・・


夢中になってしまった・・・






*ララァさんのお写真です*






(お部屋の和)




なんだか急に寂しくなって目が覚めた。


今の今まで


智さんに抱っこされていたような・・・


すごくえっちな夢を見ていたような・・・





それで目を覚ましてすぐに


布団の中を確認した。






・・・よかった。


失敗していない・・・





記憶の断片が蘇ってくる。


イク、イク、イク、と。


出して


出して


出して


出しまくったあの甘い記憶は・・・


やっぱり、夢・・・?





気が遠くなるほど気持ち快いキスに


とけてしまいそうな熱い抱擁


カラダのあっちもこっちも弄られて


触れられるほどに熱くなって


夢中になって智さんのを咥えて・・・


オネダリして・・・


また溢れ出して・・・///





何処から夢だったんだろ・・・


何処まで夢だったんだろ・・・





・・・あ・・・




起き上がって


ベッドのサイドテーブルに




夢の国のチケット二枚と


達筆で綴られた文字を見つけた。





下から


爺ちゃんのはしゃいだ声に


婆ちゃんのウキウキした笑い声。


いつもより1オクターブは高い。





そして階段を昇ってくる足音・・・





智「おはよう」


和「あ、あ、お、おはよ///」




途端に熱が上がる。




そして、識る。




おはよう、のキスで


僕のがまたぴょんぴょん跳ねることを。


新しい潤いが


カラダの奥から


どんどん溢れ出すことを・・・




昨夜のあれ


夢じゃなかった・・・ことを・・・