Netflix ドラマ

ベター•コール•ソウル

をようやく見終えた。

6シーズンで全63話あり

なかなかの見応えがありました。

超人気ドラマだった

「ブレイキング・バッド」のスピンオフドラマ

で前作では好むと好まざるに関係なく

主人公達と腐れ縁とも言える関係になってしまった弁護士

ソウル・グッドマンが主人公として描かれている。

「ブレイキング・バッド」の中では

僕はこの登場人物が一番好きで

頭の回転が早く言葉が泉の様に湧き出るがどこか軽薄さが滲み出る弁護士として描かれていた彼には

出会った時から釘付けだった。

彼にとって弁護士仕事は社会正義や道徳などは

二の次でとにかく金を産ます事に徹するという

スタンスも興味深く、社会から落ちこぼれた様な

依頼者達をかき集め事務所は繁盛している。

また他の弁護士ならやらない派手で品のないCMを流しておよそ法律界とは無縁な子悪党達にコミットしているあたりも面白い設定だと思った。

派手な色の高級スーツを着こなし軽快な

マシンガントークを連発するグッドマンを好演

していたのはボブ•オデンカークで彼は元々は

「サタデー•ナイト•ライブ」にも出演していた

コメディアンであった。なるほど口が小気味良く回るわけである。

品のある二枚目俳優さんであるあたりも

なかなか好みでありました。


彼がなぜ法曹界の裏街道を行くようになった

のかと言う過程と「ブレイキング・バッド」の

後日談も描かれていて

なかなか興味深かった。

ドラマ「ブレイキング・バッド」をご覧になった方には本当に是非お勧めです。



彼がまさに社会からはみ出た者達を

率先して顧客にし

法律を裏手に取ったような弁護ばかりをする

ようになったのか。

そこには同じ弁護士でもあり世間でも名士として

みんなに

一目置かれている兄の存在が大きい。

生真面目で何より法の正義を疑わない兄は

全てにC調なグッドマンとは対照的だ。

ただ堅物で融通の効かないあたり

プライベートでは人付き合いも難しく

誰にも好かれて明るさを振り撒く弟とは

大違いで、密かにそんな弟の事を疎ましく思っているという設定が面白い。


「ブレイキング・バッド」でも

そうであったように

このドラマでも正義と悪の対立という構図が

うまく描かれていたように感じる。

人の信条としての正しさを問いかけるドラマでも

あるのだ。

堅物の兄を好演していたのは

マイケル・マッキーンでキャリアの長い俳優さんでありミュージシャン出身という変わり種でもある。

最近ではウディ・アレンの映画にも

顔を出していた。



本作でソウルの人生に

大きな影響をあたえる女性として登場するのが

キンバリー・ウェクスラー、キムで

彼女がとてもチャーミングに描かれていて

文字どおりこのドラマに花を添える。

どこから見ても美しくまともな彼女が

どこか欠落した人間であるソウル・グッドマンに

終始惹かれているという設定が

優しさが漂い良かった様に思えた。

キムを演じるのはレイ・シーホーンで

美しく気は強いがキュートさが溢れた女優さんで

これからも注目したいと思った。


ソウルやキムをはじめ「正しい事」について悩む

登場人物達が切磋琢磨し麻薬カルテル

まで絡む終始慌しいお話なのだが

前作でも強烈な印象を残した

組織をまとめるアクティブな老人

ジョナサン・バンクス演じる

マイク・エルマントラウトが今回も登場し

卓越した意見を述べドラマを締めくくる。

「善人の犯罪もいれば、悪人の警官もいる。

法に触れるかどうかの問題だ」


彼らをはじめ個性的な登場人物達が

文字とおり駆け回る、片時も目が離せない

ドラマ、是非ご覧ください。


製作 ヴィンス・ギリガン

2015年 アメリカドラマ


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