純愛の行きつく先は

 

監督:深川栄洋

CAST:池松壮亮、忽那汐里、大泉洋、濱田マリ、西岡徳馬、他

 

(2009 IMJエンタテインメント、他)  1時間52分

 

橋本紡のベストセラー小説を映画化したものですが、話の方は思い切り純愛ものだったな~

 

自身も入院していた少年がそこで心臓に病を抱える少女と出会い、彼女を病院から連れ出したり、「青春」の輝きを味わせようとする・・ってな展開に新鮮味こそあまりないけど、公開当時、まだ若干20歳の池松壮亮の初々しさと18歳の忽那汐里の落ち着きに次第に魅了されていく。

 

そこに大泉洋演じる何やら辛い過去を抱えた医者も登場してくるが、いまひとつ彼の役割が分からないまま話は進んでいく。だが、クライマックスまでくると、ああ~なるほど、ここで合流するのか!と不意打ちをくらわせる上手さ。そこにちょっと違和感を覚える描写がひとつあったんですけど、これもあとあと考えてみれば、その人にしか分からない永遠の愛情をみせつけてるんでしょうね。

 

(鑑賞:2021 3・28 WOWOW録画にて)