(鑑賞:2020 1・4 DVDにて)

監督:アスガー・ファルハディ
出演:ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、リカルド・ダリン、他
ストーリー:ラウラは、妹の結婚式に出席するため、子供と一緒にアルゼンチンからスペインに帰省してきた。家族や、幼なじみのパコとも再会するが、宴もたけなわの中、娘・イレーネが何者かに誘拐されてしまい・・・。「セールスマン」などのアスガー・ファルハディ監督によるサスペンスドラマ。

事件から浮かび上がる家族の秘密

監督の過去作を知っていれば、誘拐事件後の展開にはニヤニヤしながら観てしまう面白さがあります。

いつ事件は起こったのか?目的は?

プライベートでは夫婦でもあるペネロペ・クルスとハビエル・バル共演。・・だからといって甘~い話になるわけもなく、家族、親戚・・・彼らの嘘や秘密がジワジワと明らかになっていく・・のです。それが何ともイヤらしく複雑な仕上がりなのだ。

本格的に誰が犯人なのか・・を探るよりも、そんな家族の不穏な空気を味わう方向へシフトしていく。

☆☆★

(2018 スペイン、仏、伊) 2時間13分