(論文)中央銀行の財務と金融政策運営 : 日本銀行 Bank of Japan (boj.or.jp)

 

https://www.boj.or.jp/research/brp/ron_2023/ron231212a.htm
日本の財政問題を語る上で非常に重要な結論が先月日本銀行から出されました。もう本当に全国民必読を願いたい所です。

要旨は是非リンク先から読んで頂きたいのですが、重要な部分は以下

・管理通貨制度のもとで、『通貨の信認』は、(略)適切な金融政策運営により「物価の安定」を図ることを通じて確保される。

⇒つまり「財政赤字がたれ流れ続けると日本円の通貨信認が崩れハイパーインフレになる」が否定されています。

・中央銀行は、やや長い目でみれば、通常、収益が確保できる仕組みとなっているほか、自身で支払決済手段を提供することができる。したがって、一時的に赤字または債務超過となっても、政策運営能力に支障を生じない。

⇒巷間言われている破廉恥な『日銀破綻論』が否定されています。

・中央銀行の財務リスクが着目されて金融政策を巡る無用の混乱が生じる場合、そのことが信認の低下につながるリスクがある。このため、財務の健全性を確保することは重要である。

⇒つまり「通貨の信認」が揺らぐ時というのは「無用の混乱」が生じる場合であり、殊更に「日本の財政破綻」や「日銀破綻」を大声で主張すら輩こそが日本円の信認を下げる元凶となる。だからそれを意識するために財務の健全性の確保が必要となる。

最後の部分は特に重要ですね。
まさに「日本の財政破綻」を唱えている輩こそが、日本社会を混乱させ、国家の成長を阻害し、他国からの信認を棄損させている張本人なのです。

断っておきますがこれは私の主観ではありません。
日本の中央銀行たる日銀の公式見解です。