安倍元総理が凶弾に倒れたことは、間違いなく日本史における重大事件として歴史に刻まれることは間違いないでしょう。

 

では、元総理が在任中に遺した功績は何であったかを改めて考えるにあたって、昔は毎週書いていた一面記事ブログを読み返していました。人によってそれぞれの考えがあるかと思いますが、

 

私の中ではそれは『戦後他に例のない地球儀外交』にあったと考えています。

 

安倍政権が誕生した当時、アメリカのオバマ政権は安倍元総理を『ウルトラ ナショナリスト』と呼んで警戒し、日本より中国をこそアジアの最重要パートナーとして認識していました。

 

その状態がその後も続いていたならば間違いなく日本は今頃滅んでいたことでしょう。

安倍元総理はその日本の危機的状態と言える状況を見事にひっくり返し、逆にG7において中国批判で一致させるという離れ業を実現しました。

 

49.「これぞ安倍外交の成果-G7首脳宣言 東・南シナ海「緊張を懸念」、について-」 | 伊藤和成『庶民が天下国家語って何が悪い』ブログ (ameblo.jp)

https://ameblo.jp/kazunari-itoh/entry-12047991922.html

(2015年6月9日)

 

より引用、

『2日前の書き込みで私は
「今でも日本の政治家は親中派と親米派で縄張り争いばかりやっているのだから
米国の国際社会への影響力が低下すれば、日本では親中左派政権が成立することになって、結果日本は滅びる」
みたいなことを書きました。

 
裏を返せば、従来の日本外交にはなかった
対米追従でもなく媚中でもない、日本独自の国家戦略・外交戦略が構築出来るのであれば(というか、普通はどこの国にもあるのだが)

 
日本は滅びの道を免れることが出来ます。
(なぜ日本が亡びそうなのかと言えば、今までの日本には国家としての主体性がなかったからです。)


ですから、
今回のサミットで安倍首相が口火を切って中国の懸念を議題に出し、
対中非難で各国首脳を一致させたことは
戦後日本外交史の中では「偉業」とさえ言えることだと私は思っています。』

 

 

96.「外交は『理』よりも『利』で動くべきー日露首脳 北方領土『新アプローチ』、について-」 | 伊藤和成『庶民が天下国家語って何が悪い』ブログ (ameblo.jp)

https://ameblo.jp/kazunari-itoh/entry-12158042135.html

(2016年5月7日)

 

では、

『国内では安倍政権といえばアベノミクスばかりが取り沙汰されていますが
後年、この政権を見直すときには
必ずやその外交政策が評価されることになるはずです。』
 

と書きましたが、6年経って安倍政権より2年が経過した今においてもその考えに全く変化はありません。むしろこの考えは当たっていたと確信しています。

 

それはこの

海外から安倍元首相への弔意メッセージ殺到 林外相明らかに (msn.com)

記事が証明しています。

 

 

改ためて元総理の甚大なる日本への功績に対し、深く敬意と哀悼の意を表します。