日銀の21年度当期剰余金は1兆3246億円の黒字、国庫納付金1兆2583億円(ロイター) - Yahoo!ニュース

 

 

日銀の収益源は、日本銀行券を発行しそれで購入した債券(主に国債)からくる利息収入です。

これを『通貨発行益』といいます。

日本銀行の利益はどのように発生しますか? 通貨発行益とは何ですか? : 日本銀行 Bank of Japan (boj.or.jp)

 

そして日銀が最終的に得た利益は国民の財産として国庫に納付されます。(日銀法53条)

日本銀行の利益はどのように使われていますか? 国庫納付金とは何ですか? : 日本銀行 Bank of Japan (boj.or.jp)

 

これらは日銀のHPでそのように説明されています。

 

故に、日銀が保有している国債への利払い費は最終的に9割以上が政府に戻ってきます。

 

なので日銀が市場の国債を購入している「金融緩和」によって、政府の財政が苦しくなることはあり得ません。

逆に楽になります。

 

そしてこの、政府が国債を発行し日銀が間接的に購入する、というプロセスによって

市場、つまり国民に貨幣が供給されます。

 

現在の日本の経済はそれによって維持されているわけです。

 

社会に対し余程の悪意を持っているのか、単に無知なのかは知りませんが、

一部言論人はこぞって国債発行額 ―いわゆる『国の借金』とやら― の額にだけ注目し、殊更に国民に危機を煽り

隙あらば日銀の金融緩和政策をやめさせようとしますが

 

それは国民を欺いている行為に他ならず、

財政健全化のために増税が必要などというロジックは、国民を欺き国民の財産に手を掛ける『泥棒』の所業に他なりません。