39回の放送中に2回変わったウルトラマンのコスチューム。
13話までのAタイプはいかにも怪しげな(?)宇宙人といった感じでしたが、
(一話目、光の玉の中でハヤタ隊員に語り掛けるウルトラマンがまさにリトルグレイみたいで、幼かった頃の姪が怯えてました)
Bタイプになるや一気に正義の味方っぽくなりました。...
スーツもアメリカ製のアクションスーツへと変わり古谷さんの負担も大分軽減されたようです。

因みにAタイプのマスクは古谷さんの顔に合わせて型をとった合成ゴムのもので
劇中ウルトラマンが喋るように開閉出来るようになっていましたが、
上手く開閉出来なかったことや、ゴムのマスクに不自然なシワが出来てしまうために、円谷監督の判断でボツとなったようです。

Bタイプからは一転してカッコいいお面になってますね。
因みにAタイプのボディスーツは19話「遊星から来た兄弟」でザラブ星人扮する偽ウルトラマン、最終話でゾフィーとして使われています。感慨深いです。

世間的には「ウルトラマン=ハヤタ隊員役の黒部進さん」をイメージされがちですが
(実際、放送中も放送が終わった後も黒部さんは「ウルトラマンを演った人」と言われ続けますし、平成ウルトラマンの劇中でも初代マン役として登場します)
現実的には、黒部さんはあくまで「ウルトラマンに変身するまで」の演技しかしておらず、ウルトラマンの中には一度も入っていないわけですから

それを考えると古谷さんが不憫なような気もします。