昨今の「貧困JK」に関する話題には
呆れるのを遥かに通り越して 怒りすら感じています。

当事者であるNHK、出演者である「うらら」とかいう自称貧困JK
「そもそも貧困とは何かという話になってしまう」とか言っている識者
「貧困が贅沢をしたらいけないのか」から
ついには 「政治家の方が贅沢をしている」 などと言い始める記者。

 お 粗 末 す ぎ ま す 。  いや
  ○   ○ (お好きな言葉をどうぞ) す ぎ る  !

識者として世の中に情報を発信する立場にありながら、
この人達にはそれについての必要最低限の良識・見識さえ期待できないのかと
怒りがこみ上げてきます。

なんで私がこんな事を言うのかというと
「子供の貧困」
には 公式な定義が存在するにも関わらず
誰一人としてそれを触れずに、見当外れな話を繰り広げているからです。
その定義に照らせば、
上の識者たちのセリフってのは、あり得ないんです。


「子供の貧困」は、私も2年前のブログで書いたことがありましたが
http://ameblo.jp/kazunari-itoh/entry-11909014398.html

「その国の貧困線(等価可処分所得の中央値の50%)以下の所得家庭で暮らす
17歳以下の子どもの存在及び生活状況」
をいいます。

2012年の調査における日本の「貧困線」は122万円。
今現在、貧困家庭で生活する18歳未満の子供は全体の16%、実に6人に1人。
これは経済開発機構(OECD)加盟34カ国中、ワースト10位という低いレベル。
そして、前回調査より悪化し過去最低という数字。
そして貧困は世代間を連鎖する。

これは現代日本が抱える本当に深刻な社会問題なんです。

一家が一月10万程の生活費で
お腹がすいても食べることを我慢し、
進路で悩む云々以前に、文房具を買う事すら躊躇し、
学校の給食が3食で一番、全うな食事と呼べるもので
夏休みが終わると目に見えて痩せて登校する児童
そういう子供達は本当に要るんです。
この子達には、本当に大人の救いが必要なんです。

お金が必要なのに、お金がない
お金で苦しむってのは
しんどいんです。
痛くって、辛いんです。

「貧困が贅沢をしたらいけないのか」 とか 言ってますけど
そういうレベルじゃないんですよ、貧困ってのは
そもそも贅沢は出来ないんです。
それが分からないんです、恵まれてる人には。


ツイッターで散財をアピールするような精神の持ち主が、
映画館で何回も好きな映画を見たり、
何千円もするランチを食べたりできるJKが
「貧困」の定義にあわないことぐらい
誰の目にも明らかじゃないですか

あんまり、 世 間 を 馬 鹿 に す ん な よ  


そんなことさえ分からず番組を作ってしまうNHKは
報道者として本当にお粗末に過ぎますし

そんなのに乗せられて見当外れなこと言ってる識者もどき共は
本当に  ア  ホ  ですね。
 

しかし、
これは色々考えさせられる話です。