「さて、どちらが翌日のトップ扱いになるかな」と
個人的にはとても興味を持っていました。

6月18日は新潟市に、政治のトップである安倍総理と
そしてアイドルのトップであるAKBがやってきたという
記念すべき、といえばいいのか
とにかく大きなイベントに恵まれた日となりました。

報道されるところによれば、
総理が演説を行った万代伊勢丹前には3000人(主催者発表)の聴衆が集まり、
AKB総選挙が行われたハードオフ・エコスタジアムには30000人(新潟日報より)の観客が集まり、暑い市内をさらに「熱く」盛り上げたようです。


そんな中、私はそのどちらのイベントにも立ち会うことなく
市内中心地の喧騒とは無縁の福島潟で、息子と竹細工を作っていたことは
昨日のfacebookの書き込みの通りでありました。

(終了後、万代伊勢丹には向かったのですが、残念ながら日報メディアシップの前でSP車とすれ違い、総理の演説には間に合いませんでした。)


さて興味津々であった
新潟日報の一面トップ は安倍総理来県演説について。

確かに一般紙ですから、こちらがトップとなるのは自然なこととして
やはりその下には、総理の写真の倍ほどの大きさのAKB総選挙の写真が。
スポーツニッポン新潟版の一面トップでもAKBを報じていますが
「さしこ連覇」の見出しと一緒に、
本当に印象的な 指原莉乃のガッツポーズを報じています。
(因みにこの写真、1位発表時のものではなく、2位の渡辺麻友が発表され
事実上自身の連覇が確定した時のもの。)

私、テレビで見ながら「エコスタジアムにこんな大がかりなセットを組んだのか!?」と
ビックリしたのですが、
「新潟日報モア」の動画ニュースを見る限り、
http://www.niigata-nippo.co.jp/
それほどのセットのようには見えず
テレビはCGで加工された画面だったのか、気付かなかった
生放送なのに凄いんだな今のテレビ技術は、と
変な所で感心してしまいました。

しかし、これだけの大規模なイベントが重なりながら
伝え聞く限りにおいては、市内には大きな混乱がなく
それぞれ成功裏に終わったというのは、本当に素晴らしい事であったと思います。

正直私は、新潟でAKB総選挙が行われることが決まった時から
新潟の公共交通機関があまりに脆弱なことから
「当日は市内が大混雑して、新潟の評判を落として終わるのではないのか?」
と考えていました。
そこに総理も来るとなれば、周辺は混乱し市民や観光客の顰蹙(ひんしゅく)すら買うのでは、と。
早い話、新潟を見くびっていました。

それが、そうはならなかったと。
来訪者が「新潟はいい所だったね」と言って帰ってもらう事が出来たというのなら
市民として、本当に素晴らしいな、嬉しいなと思います。
おかしいですね、何も関わっていないのに。

そして、これらのイベントが成功できたのは
決して当然のことではなく、舞台裏でこれらのイベントに関わった人達の
熱い「頑張り」があったからに他ならないのです。
この人達は決して顔も名前もテレビには出ませんが
(出る人もいますが)
間違いなく、この日一番頑張った人達なのです。

6月18日の新潟市というのは、
まさしく彼らがいたからあった。
そして、彼らのためにあったと、私は思います。




新潟市民としては
地元が賑わい、明るい話題があればそれを喜ばしく思い
逆に何か良くない事があるのではと思うと心配になります。

でもそういうのも
存外大切な思いなのではないかと思うのです。
市民一人一人がそういう、なんというか「郷土愛」といえばいいのでしょうか
そういう気持ちを持っていて、
各々にそれを現す場があって、表す事が出来たならば

きっと新潟市は今以上に、住みよく
人から好かれる そういう街にもなれるんじゃないのかと思うのです。