(このブログは7月26日のfacebookへの書き込みを転載したものです。)

今朝は毎日新聞の一面トップから


...

 
過激組織「IS(自称イスラム国)」がシリアやイラクでの自爆攻撃に少年を投入している、という記事。

 
「シリアのIS支配地で自爆の集中訓練を施された複数の少年が、毎日新聞の取材に訓練の詳細を語った」
とあり、その後に続く自爆用の訓練の様子はあまりに痛ましい限りです。
過去には敵が警戒しない女性に爆弾を装備させて自爆テロをさせたなんて記事もありました。


この話を書くと、恐らくは日本の「神風特攻隊」を持ち出し
「過去の日本兵も狂信者だった」「二度と悲劇を繰り返してはならないから安保法案反対」
みたいな論調にもっていく人達がいることでしょう。


それについてはここでは触れません。過去多くの方が言及していることです。

 
端的に記事を読んだ感想だけ書きます。

 
私は、宗教者ではありませんから
ISがいう「天国」がどんなものを想定しているのかが分かりません。


でも、守るべき女性や子供を自爆させて
それが殉教なのだと、天国への近道なのだと そう説く者がいるとするなら

 
そんな神なら存在しない方がよほど人類は幸せになれるんじゃないか
そう思います。

 
歴史的に見ても、人は神と天国の名の下で
あまりに残忍に人を殺してきたと思います。


(実際には
ISは宗教者でも何でもない、神の名を騙る過激テロリスト集団でしかなく
恐らくは、彼らを陰で操り誰も知らない所で儲けている人達というのもいるのでしょうが。)


そんな中で犠牲となる子供たちは、あまりに不憫でなりません。
この子達は恐らく、生まれた時から周囲は戦場で、
貧困と教育不足の中やむを得ずISの兵士へと流れていった子達なのでしょう。


どうすれば世界からこのような悲劇を失くせるのか
そんな、とてつもなく途方もない思いに気が遠くなります。