(このブログは7月19日のfacebookへの書き込みを転載したものです。)

妻の実家で、陸自高田駐屯地勤務の現役自衛官である義弟と夕飯を食べてきました。...
彼と会うのは非常に久々で、生後9か月になる甥も随分大きくなっていました。
(抱っこしては めっさ泣かれた)

 
表題はその会話で出た画面新潟日報の記事に関する彼の感想です。
共同通信社が17日18日両日に実施した全国緊急電話世論調査で内閣支持率が急落し、初めて支持・不支持が逆転した、という内容です。

 
本当なら、発足以降高い支持率を保っていた安倍政権にとって大きなニュースであり、各紙が一斉に一面で報じるはずですが、
全国紙でこれを報じたのは、自社調査による同種の報道を行った毎日新聞一社のみでした。
(因みに朝日新聞が一週間前に同種の報道をしている)

 
私は日経新聞も読んでいるのですが、こちらには世論調査について一文字も出ていません。
因みに今朝の各紙の一面の報道は
読売:「中国の宝石サンゴの密漁、被害調査へ」
朝日:「地球異変 シベリアに謎のクレーター出現」
産経:「(北朝鮮)権力闘争 拉致調査に影」
今朝については他紙は全く政権の支持率を問題にしている様子はありませんでした。
(逆にここまでの不一致ぶりに「各々本当にそれが今朝一番のニュースなのか!?」という違和感すら感じました)

 
結局、新聞の世論操作など各社が好きな時に好きな方法でやっていることで、
その数字に信ぴょう性がどの程度あるのか甚だ疑問なものです。
新聞社にとって大切なのは、それを読者に読ませることによって世論を自分好みのものに誘導することなのです。

 
特に新潟日報は、県外の話題の記事については共同通信から買い取って自社では裏付けをせず、
(私は昔、記事についての問い合わせの電話をしたところ
「記事については共同通信から買い取っている物で内容についてはお答え出来ません」
という報道機関としては信じられないような対応を取られた経験がある)

 
「政権の支持率が落ちた」という事実ではなく、
「政権の支持率を落とすために書かれた」記事を2面3面と見開きで掲載しているのです。

 
表題の義弟の言葉
「この家で新潟日報を読ませてもらいましたが、酷いものですね」
は、私にとっても全く同感なものでした。

 
他、彼には
「世間の喧騒に対して隊内では何か変化ってありました?」
と、私としても一番関心があった質問をぶつけてみたのですが、
「全く何もありませんよ」
と事もなげに答えられました。

 
(私)「南シナ海の中国の軍事拠点化は問題だと思いませんか」
(義弟)「間違いなくヤバいでしょう。あれを問題と認識出来ないのであればそちらの方が問題です」
(同)「(安保反対する人には)それでは貴方は治安が悪い場所で施錠せずに寝れますか、と聞いてみたいですね」


やっぱり隊員は相応の覚悟と現状認識を持って隊務についているのだと感じました。


そういうのを無視して、それまで自衛隊を日陰者扱いしてきた左巻きが急に自衛隊の心配をし始め、
実際は自衛官の手足を縛る制度を堅守しようとするのは、
とても不誠実であり、偽善と欺瞞に満ちたものだと私は思います。