(このブログは10月5日のfacebookへの書き込みを転載したものです。)

最初に

今朝は産経を除く、主要紙(朝日、読売、毎日、ついで地元の新潟日報)が一面トップで御嶽山噴火で確認された死者が51人になったことを報じています。

43人の死者、行方不明者を出した1991年の雲仙普賢岳噴火を超える、戦後最大の噴火災害となっています。...
未だ10人を超える行方不明者がおり、死者の数は今後も増えることが予想されます。


しかし、東日本大震災もそうでしたが、私達が生きている間にあと何度「戦後最大の災害」が起こるのでしょうか?
ここ数十年の間には東海地震と富士山噴火も起こるそうですから、戦時程ではないにしても、自然災害という意味ではかなり受難な時代を生きていることにならないでしょうか。

 



御嶽山噴火については、先週も書きましたので画面は日経新聞の一面から。
「ジャパンディスプレイ、TDK、ソニーなどの電子部品大手がスマホ向け部品を一斉増産する」とあります。

 
世界スマホ市場が益々拡大する中、中国大手3社のシェアが米アップル社を上回ったのだそうです。1社のみではないわけですが、中国で作られたスマホが世界シェアの17%に上るというのは「へえ」と思います。

 
因みにトップは韓国のサムスン電子で約25%、去年より落ちているとはいえ、およそ世界のスマホの4台に1台はサムスン製品という巨大シェアぶりです。
日本メーカーのシェアはほとんどなく、「日本の産業はガラパゴス化」と言われる要因となっていますね。

 
記事では、中国メーカーからの受注が拡大した国内部品メーカーが、
部品増産によって輸出拡大につなげると共に、輸出先を韓国サムスン、米アップルの2強に依存していた現状を変える目的がある、となっています。

 

景気のいい話なんじゃないですか。
具体的にどれだけの輸出拡大に繋がったかはこれから結果が出るのでしょうが、
市場が好感すれば投資マネーも入ってくるかもしれません。
(因みに今日6日の『ストックボイス』で材料視されていました)

週明けの「電子機器」銘柄を注目することにします。
(ついでに、6日の株価は「電子機器」に限らず全面高)

 
話変わりまして、記事の中にも「貿易黒字」という言葉が出てくるのですが、
マクロ経済学でいう「日本の貿易黒字」とは、企業が輸出で儲けるものとは全く別の概念で、黒
字だから良く、赤字だからダメだというものではないらしいですね。

今「高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学」(菅原晃 河出書房新社)
という本を読んでいるんですが、
別の機会に、このことについても書いてみたいと思います。

 

他、産経新聞が一面に「南北高官、協議再開で合意」を持って来ています。
流石に我が道を行っています。