(このブログは9月28日のfacebookへの書き込みを転載したものです。)

今朝は日経新聞以外の各紙一面でこのニュースを扱っています。...

因みに、記事とは直接関係ないのですが
妻は今朝未明から山形の月山へ登りに行っています。

https://www.youtube.com/watch?v=RIRcd4-p4oc


しかし、本当に恐ろしい映像です。
 
撮影した人は生きた心地がしなかったでしょう。
というより、よく生きて下山でき
動画をyoutubeにアップできたものだというのが正直な感想です。



9合目付近の避難小屋から生還した方の言葉の中では
 
・(避難小屋の中で)ヘルメットとマスクが配られ、
締め切った小屋の中にも灰が入り込んできた。
「ボン」という音がするたび、噴石が雹のように屋根に当たった。
子供二人に「生きて帰れないかもしれない。周りの人に相談してやっていってね」とスマートフォンで「遺書」を送った。
(略)
『みんな死ぬんだ』と思っていたから、生きて帰って来られたことがとにかく嬉しい。(朝日新聞37面)


とあり、登山者の恐怖の様子が伝わってきます。

また、昼の報道では
「山頂付近では30人以上の登山者が心肺停止状態にある」
ともされており(家族の方には本当に申し訳ありませんが、これは単純に下山し死亡を確認するまでの間そう呼ばれているだけです)、
未だ山中で救助を待つ登山者もいるようで、安否が気遣われる所です。

 

以前、広島土砂災害の事を書いた時も思ったことですが
何でこんなに日本には自然災害が多いのでしょう。

 
今回の御嶽山は、日本百名山で13ある3000メートル峰の中でも比較的登り易く
普段から多くの登山客が訪れる山なのだそうです。
それが土曜日の真昼間、数百人の登山者を巻き込み
噴火したのです。

 
信じ難い惨事です。


とかく、恐ろしいのが御嶽山は活火山の登山場でありながら
全く噴火が予測出来なかったということです。

 
例えば、皆さんは『近く噴火する可能性がある』山に登山へ出かけようと思いますか?思う訳ないですよね。

今回御嶽山に登っていた人だってよもや御嶽山が噴火するなんて夢にも思わなかったはずです。
噴火する前の山というのは、なんというか、もっと危険な兆候が感じられるはずだと思ってたはずです。

 
今回は「マグマ爆発」ではなく、「水蒸気爆発」式の噴火であったため、
予兆がなく、噴火予知は困難であったというのですが
つまり、ぶっちゃけた話、日本に安全な山はないということでしょう。

 
極端な話、明日富士山が噴火することだってあり得るのです。
(これについては、実際随分昔からそう言われていますが)


いついかなる時も、人は生死のリスクを背負っていて
気をつけていても、どうすることも出来ない。
だから日々精一杯生きれ、ということなのでしょうか。
全く、諸行無常です。

 
取り敢えず、妻が今日無事に帰って来てくれればいいな、と思うばかりです。

 
日経新聞:「介護職員賃上げ」これは当然必要なことです。社会的に人手が必要と思われている分野には、賃上げによって人手を集める必要があります。