(このブログは9月21日のfacebookへの書き込みを転載したものです。)

記事とは直接関係ないのですが、昨晩はfacebookにアップした通り友人と会っていました。

...

その友人はバスの運転手をしています。
話を聞いているだけでもそれが激務であることが分かります。
休みも少ないようです。
そもそも乗務員が決定的に不足しているのです。

 
帰宅時、自宅近くまで車で送ってもらったのですが、
途中、交差点をバスが通過していきました。

 
「こんな時間にバス走らせたって、客が一人しか乗ってねーよ」
と友人は呟きました。

 
夜間、バスの利用者はほとんどいません。
確かに民間会社としての視点から考えた場合、夜の運行はとても割に合わないものでしょう。


とはいえ、その少ない客にとっては街に行くために必要なバスであったわけです。

私も酒飲んだ日などバスを利用します。
バスがなければタクシーなどの割高な移動手段を採らないといけません。
いくら普段利用しないといっても、バスがないとやはり不便です。

 
大体民間会社は利益のために業務をしているのであって、不採算の運行は辞めたいというのが本音でしょう。
それどころか今なんてバスの利用者も減ってますから、事業そのものが儲かってない。
(記事によると、大手バス事業者の約7割が赤字なんだとか。)

 
乗務員が辞めても人が増やせない。そうすると友人のように、乗務員一人の負担が増え、事故に繋がりかねない。

新潟なんて、まだマシな方でもっと田舎へ行けば、バスは日に数本しか運行してない地域もあります。
この記事によると、車両を新しい物に更新出来ないなんて話もあるようですね。

 

私は民間にバス事業は無理だと思っています。
確かに現在でも公的資金は入っているんでしょうけど、
本来は郵便局なんかと一緒で民営化すべきじゃない分野だったんです。
 
採算度外視の公共サービスは税金で運用されなければ、必要な利便性は維持出来ないんです。

その意見には友人も賛同してくれました。

 

今日の日経新聞の記事では、国交省が中間業者となる特別目的会社を作って
(きっと役人の天下り先を作るという目的が先にあったに違いない)地方への車両のリースを行うという話ですが、
私はもっと、直接的な国の支援が必要だと思います。
極端な話、国営化にしてしまうとか。まあ無理な事情があるんでしょうけど。

 

私は素人なんで国交省や交通機関の詳しい内情を知らないんですが、皆さんはどう思いますか?

他の一面では、
朝日新聞:「痛みを教訓に 広島土砂災害1か月」
以前もこの項で書きましたが、本当に教訓を得ているのでしょうか?10年に一度の頻度で土砂災害が起こっているんですよ。もし市の都市計画に問題があるのならば、被災者は浮かばれないでしょう。

読売新聞:「早期警戒機を国産化」
兵器の国産化なくして国家の自立なし、とは田母神氏の本で出てきた言葉です。アメリカがへそ曲げれば自衛隊の兵器は使えなくなるのです。日本の安全保障は危険な状態なのに、どうしてこの分野については「日本は遅れている!世界基準ではない!」という言葉が起こらないのでしょうか?

新潟日報:「初回報告『拉致』含まず」
北朝鮮再調査の話です。実力行使という選択肢があって初めて交渉はまとまります。
「私達の選択肢には初めから『実力行使』がありません」
と言えば当然相手から舐めらます。
日本は北朝鮮に舐められまくってるから、日本人は連れ去られ放題でそのまんま、調査してやるから金くれよ、なんて言われているのです。