一つテーマを決めて10週欠かさず書いたのはトレード日記以外では初めてなので、ちょっと達成感があったりします。

…まあ読んでいる人がいるかどうかは微妙なんですが、「継続は力なり」です。

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読売新聞は先週も水素エネルギーについて一面トップに持って来ていたりと、新時代へ夢のある話題を報道している様子で、ちょっといいなと思っています。


そして、今日は再生医療についてです。
 
「再生医療は、病気やけがで傷ついた組織に、培養した細胞を移植して機能を回復させる」
末には、臓器移植も必要なくなるとも言われており、「いい話じゃないですか!未来に希望が持てる。」というものです。
 

何よりこの再生医療のキモとなるiPS細胞を日本人である山中教授が発見したということが素晴らしい。


そして一昨日12日には世界で初めて、理化学研究所などのグループがiPS細胞を人間の治療に応用したことを発表しました。網膜移植手術だったとのことです。


この記事で、私が「へえ」と思ったのは、
11月に施行される「再生医療安全性確保法」という新法によって
それまで病院でしか培養できなかった細胞を、民間の専門会社に委託できるようになると言う事。
今回損保会社大手が発売する保険には、この民間専門会社が加入し、
民間専門会社が培養した細胞によって医療ミスが発生した場合には、保険会社が患者に賠償金を支払うという仕組みです。

 

保険会社は民間会社である性質上、利益が見込める市場にしか参入しません。
病人が保険に入れなかったり、極端な例では軍艦などの兵器に保険を掛けることは出来ません。

だから保険会社がこぞって再生医療市場に参入してくるということは、それだけこの市場の将来性が魅力的なのでしょう。
 
現に経産省の推計では再生医療の世界市場は、2020年に12年の10倍の1兆円になると言われています。



そして、細胞を培養する専門会社も保険会社がリスクを肩代わりしてくれることによって仕事ができ、結果として病院も患者も治療に臨みやすくなる、再生医療の普及に弾みがつくというのです。

 

暗いニュースが多い中で、これはいいニュースといっていいんじゃないでしょうか。
日本がこの先も、再生医療の分野で世界に先駆けていってほしいと思います。


さて、他の一面記事では
朝日新聞:「新米安値」豊作貧乏、という言葉は納得しかねるものがありますが、日本人の米食離れ、13年米が余っている、なんていうのはとても暗いニュースです。
 
日経新聞:「巨大銀行に新資本規制」あんまり日本人には関係、なくはないでしょうけど、身近な話ではないですよね。
 
毎日新聞:「東電ADR 和解案9件拒否」日本の暗い話題といえば、東電、原発事故の後始末に関する話題においてないですよね。

日本の明るい話題といえば、写真で大きく扱われている錦織選手の話題を置いてないんですけど、残念ながら一面「トップ」じゃないんですよね。