（このブログは7月27日のfacebookへの書き込みを転用したものです。）
新聞記者さんは特に前日何も起こっていなくとも、毎日何がしらで記事を書かねばいけないので大変です。
不謹慎ながら、何か大きな事件でも起きないものかと思っているんではないでしょうか。...
その中にあって、今朝は読売新聞の一面から題材を持ってきました。
ー 成功する機会は皆に平等にある ー
その中にあって、今朝は読売新聞の一面から題材を持ってきました。
ー 成功する機会は皆に平等にある ー
とは言いつつも、
ー 既に生まれた家庭環境、スタートラインの時点で平等ではない ー
という
現実的な問題が存在しています。
現実的な問題が存在しています。
子供が受けるであろう教育水準、それによる就職の選択肢、結果生じる生涯所得、保有資産。
一般論でありますが、明らかに金持ちの家庭で育った子供の方が、将来金持ちになる可能性は高いと思います。
（私自身何度、ボンボンに反感を持ったことか）
「我が家は金持ちではないが、子供の教育には力を注いでいる。」
（私自身何度、ボンボンに反感を持ったことか）
「我が家は金持ちではないが、子供の教育には力を注いでいる。」
そういう家庭も多いでしょう。
だから中流家庭出身ながら成功する子供というのも当然存在するでしょう。
しかし、「貧困」となると、これはそうはいかないです。
しかし、「貧困」となると、これはそうはいかないです。
確かに幼少期の「貧困」をバネに大成する偉人は存在しますが、それらはあくまで稀有な存在です。
貧困かどうかの指標は、「貧困線」というラインを用いますが、
国民全員の年間所得をズラッと縦に並べたときの（どうやってそれを知っているのか疑問ですが）、その中間に位置する人の所得を基準にし、その半分の額が「貧困線」となります。
国民全員の年間所得をズラッと縦に並べたときの（どうやってそれを知っているのか疑問ですが）、その中間に位置する人の所得を基準にし、その半分の額が「貧困線」となります。
２０１２年の段階ではこれは１２２万円でした。
これは生活するだけで精一杯で、子供の教育に力を入れる、という所までちょっと意識が回らないのではないかと思う水準です。
新聞添付の資料では、「生活保護世帯の子供の就職率：高卒46％」
となっていたので、「あれ、じゃ残り半分は進学するのか？」と思ったのですが違うんですね。
となっていたので、「あれ、じゃ残り半分は進学するのか？」と思ったのですが違うんですね。
ー堺市が「昨年（2012）秋から高校生世代がいるすべての生活保護世帯を対象に」行った調査によると（中略）「保護世帯の高校生の中退率は高い」という現実があり、「高校中退者は就職へのハードルが高く、生活保護受給者の予備軍になりかねない」ともしています。ー
とは、ネットで見かけたブログの記事ですが、生活保護は世帯で需給するものですから、高校卒業後も家に出ずそのまま生活保護で生活するというパターンが多いようです。
これは残酷な現実です。
「貧困」は世代間で連鎖しますし、金持ちの子との間で「成功の機会」が平等であるなんてことは、全くないのです。
そして現在日本には、貧困家庭で生活する１８歳未満の子供が16％もいるのです。
そして現在日本には、貧困家庭で生活する１８歳未満の子供が16％もいるのです。
これは経済開発機構（OECD）加盟34カ国中、ワースト10位という低いレベルだそうです。
しかも、前回調査より悪化し過去最低という数字なのだそうです。
正直驚きました。
これが先進国と呼ばれる日本の現状なのです。
記事では
記事では
「離婚の増加により母子家庭が増えたことなどが原因とみられるが、日本の社会保障制度が高齢者向けに偏り、現役世代の貧困への対策が十分でなかったことへの指摘も根強い」
とありますが、やはり日本の社会保障制度は高齢者よりこれからの世代へ向けるべきだと、強く再認識しました。
そうならないのは、選挙へ行くのが老人ばかりで若者が社会参加しないのも一因だと思います。
だから皆、選挙へ行こう！
とありますが、やはり日本の社会保障制度は高齢者よりこれからの世代へ向けるべきだと、強く再認識しました。
そうならないのは、選挙へ行くのが老人ばかりで若者が社会参加しないのも一因だと思います。
だから皆、選挙へ行こう！
社会や政治に関心を持ち、声を挙げよう！
政治への意思表示はしないのに、政治に社会の変革を求めるのは矛盾している行為です。
今の日本は深刻な少子高齢化社会、つまり若者がドンドン減って行き、
外的要因もないのに国の人口が減っていき、活力が失われていくという、まさに国自体が老いを迎えている段階にあるのです。
これからの世代を育てるというのは、もう家庭のみに頼るのではなく、国の政策として行うべき問題だと思います。
子供は皆天才です。受ける教育によっていくらでも優秀になるのです。
子ども達が優秀に育てば、社会もまた富んで、みんなが幸せになるのです。
だから、この今日の読売新聞一面記事にある
政府が「子供の貧困対策に関する大綱」をまとめたという話。
とても大切なことだと思い、支持したくて、ここで取り上げました。
政治への意思表示はしないのに、政治に社会の変革を求めるのは矛盾している行為です。
今の日本は深刻な少子高齢化社会、つまり若者がドンドン減って行き、
外的要因もないのに国の人口が減っていき、活力が失われていくという、まさに国自体が老いを迎えている段階にあるのです。
これからの世代を育てるというのは、もう家庭のみに頼るのではなく、国の政策として行うべき問題だと思います。
子供は皆天才です。受ける教育によっていくらでも優秀になるのです。
子ども達が優秀に育てば、社会もまた富んで、みんなが幸せになるのです。
だから、この今日の読売新聞一面記事にある
政府が「子供の貧困対策に関する大綱」をまとめたという話。
とても大切なことだと思い、支持したくて、ここで取り上げました。
他、各紙一面記事は以下の通り。
新潟日報：篠田市長４選目へ。この辺は「財界にいがた」さんがとても詳しいのではないでしょうか。
日経新聞：ミャンマーで小売り自由化。日本人にはあまり関係ないかもしれませんが、小売業種の株が買われる材料になるのでしょうか。でも新聞記事で株を買う人は残念ながら高値を掴まされる人でしょう。
朝日新聞：「原発避難計画、悩む米仏韓」先週に続いてまた反原発キャンペーンのようです。
産経新聞：「ノーマンは共産主義者」英断定。およそ一般受けするとは思えない記事ですが、個人的に興味があって一瞬これをここに持ってこようかと悩みました。
毎日新聞:震災理由に市町村職員106人退職。これはすいません。あまり感想がありません。
因みに、今日は朝方早くに仕事が終わったので
午前中にこれを書いてしまおうと頑張ってみたのですが、
途中力尽き、
大事な高校野球県大会決勝戦を見に行きそびれるという
大失態を犯したのでした(T_T)