アルバムについて

今回のアルバムは、投稿約2年前から制作が始まっていて、個人的にはやっと満を持して投稿となりました。でもそんな時間も感じさせないくらいの存在感があるアルバムです。
今までのアルバムよりも色んな想いが、ギュッと濃縮されたようなアルバムで、読んでくださる方々の生活の一部だったり、嬉しい時、悲しい時などそれぞれのシーンに寄り添える作品になりました。
アルバムのタイトルも、今までだったらもっと強いワードだったり、意外性の強いものを選ぶのですが、30歳を目前とした今、ある意味シンプルで大人らしいタイトルにしたいという想いから、「feelings」というタイトルを付けさせて頂きました。

01_Bad Man
この作品は、実体験を元に制作しました。信じていた人に裏切られたことがキッカケで、それまで築き上げていた関係や信頼が一気に崩れていく様を表現しました。
それまで許せていたことも「裏切り」という行為で、感じたことのない嫌悪感や罪悪感のようなものが湧き上がりました。
そう言った意味でも、「あなたのように、私は染まりたくない、ここから自力で抜け出してやる」という強い意志を詞の中に落とし込みました。
アルバムの最初をどういう形でスタートさせるか、かなり悩みましたが、この作品が持つパワーや想いが強かったので、敢えてそちらに振り切った作品からスタートするのも悪くないかなということで、アルバムの先頭に持って来ました。

02_We move
どんな状況でも進み続ける時のフレーズなんですが、コロナ禍になり、様々なことに制限がかかる中で、そんな時代だからこそ自分らしく、進み続けることに意味があるんじゃないかなと思い制作しました。
いつもだったら、メッセージ性を強めて一言一句しっかりした作品に仕上げますが、今回はそういう角張った作品ではなく、仲間と肩を組み気軽に楽しく一歩一歩歩んでいる感じにしたかったので、好きな音楽を聴きながら、身体を弾ませるようなイメージで書かせて頂きました。
どんな時でも、どんな瞬間でも、諦めずに目の前の壁や困難を打ち壊して行けるように、みなさんの背中をそっと押せるような作品になっています!

03_Branch
分岐点や岐路をイメージして書いた作品です。
人間ってついつい寄り道してみたくなったり、立ち止まってみたくなったり、後ろを振り向いてみたり…色々なことがあると思います。
そんな時に、時には自分の意志や気持ちに嘘を付かずに、やったり見てみたりすることも大事なんじゃないかな?と思ったことを作品に落とし込んでみました。個人的には、こういう大人の余裕というか、ゆとりのような作品が作りたくって!笑 ある意味自分も大人になったなって思いました。今までは、我武者羅に前を見てとかひたすら振り向かずに進むんだ!って作品が多かった中で、この「Branch」のような作品と巡り合うことはありませんでした。
だからこそ、枝分かれした人生の道をどうやって取捨選択するのかを教えてくれた作品なのかなって、改めて思わされた作品でした。

04_GOOD LUCK feat. AKI
今回のアルバムもフューチャリング作品を作りたいな…と思っていた時に、友達のAKIさんとやり取りがあって、僕からオファーをさせて頂いた作品です!心から尊敬している方でもあり、明るい方なので、「お互いが笑い合っているような作品に仕上がればいいね」と話をしながら生まれた作品です。
今までのフューチャリング作品は、ほぼ僕が詞を書いていたのですが、今回は初めて他人に書いてもらう部分も作ろうと思い、AKIさんにも手伝って頂きました。いやぁ〜やっぱり誰かと同じ想いや同じ空間で、共通の話題やテーマで作品を書けるって本当に幸せだなと思わされました。

05_Caught in 4K feat. SHüN
Canght in 4Kの意味ですが、何か悪事や悪戯をした時に、バレてしまったり、誰かに捕まった時に使うフレーズです。
この作品は、後輩のSHüN君に粗方詞を書いて頂いたのですが、過去を思い出したくないものと捉えて、ふとした瞬間に悲しくなったり、辛くなったり、思い出したくないことをイメージしたとのことです。
前々からSHüN君の作品を目にすることはあったんですが、こんな哀愁漂うカッコいい作品を作ってくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。テーマが僕では書けないような作品で、今までのKazunari0321の作品たちにはなかったようなジャンルでした。だからこそ「feelings」というアルバムにピッタリだなと思いました。
今後もまたSHüN君と作品を作れたらいいな…なんて思っています!SHüN君いい作品待ってるぞーー笑笑

06_Drug
タイトルの通り、「薬」がテーマの作品です。薬は、病気や傷を治すために服用するかと思いますが、今作では「薬の依存性」にフォーカスして詞を書かせて頂きました。自分も持病があって毎日薬を服用していますが、死ぬまで飲み続けなきゃいけないのかな?とか、薬を飲まなくてもよかった時に戻ることは、もうできないのかな?と思うとだんだんと不安になったり、薬という怪物に弱みを握られているような感覚に陥りました。
こういったセンシティブなテーマで、作品を作ることも今まで少なかったので、とても新鮮な気持ちで書くことができました。作品の中で目まぐるしく感情が変わる様子も是非感じて頂けたらと思います。

07_Nothing On Me
この作品は、今回のアルバムの中で一番大好きな作品です。ですが、昨年先行リリックシングルとして出した際に、過去一ネガティブな作品でもあったのでかなり迷いました。1から書き直しも試みましたが、やっぱり一番最初の世界観やイメージが最適かもと思い投稿することが決定しました。
ジャケット写真もかなり苦労しました、、。丁度、"December Special Week"の作品でもあったので、どんな雰囲気で撮るかどんなファッションにするか、髪型はどんな感じにしようかなど、ギリギリまで粘って制作しました。やっぱり、一番好きな作品だからこそ納得した形で表現したくって笑
そういったところも含めて感じて頂けたら幸いです!

08_one by one
この子は今までになかったジャンルというか、雰囲気というか、めちゃくちゃ大人な作品です!イメージは、"1日の終わりに、夕日に照らされながら黄昏る瞬間"です。
嫌な過去や失敗、挫折があってもそれは自分にとって、マイナスなことではないということ。それらがあったからこそ、今の自分が輝いて見えたり、美しく感じるんじゃないかなって思うんです。今まで、似たようなテーマで作品を書くこともあったんですが、どこか美化し過ぎてしまって、ぎこちない作品が多かった中で、この作品は、バチっとハマった作品になりました。30歳を目前として、自分の作品のジャンルの幅を広げてくれた自信作に仕上がりました!

09_ROSE
「feels」「feelings」のジャケットで薔薇や花びらが使われていたのは、この作品がキッカケでした!
今回のアルバムでも、セクシーでラグジュアリーな作品を作りたいなって思って制作しました。「aRdoR」のイントロ的な要素も含みつつ、単体見ても物足りなさを感じないように、世界観を作っていきました。
昔だったら、こんな作品書けなかったというくらいイチオシの作品です!大人でいつつもやっぱり子供心や好奇心を忘れないで作品とは向かい合いたいなって、、そんなことをしみじみ思いながら作ったので、その想いだったり、自分なりのこだわりみたいなものが、みなさんに伝わればいいなって思っています。

10_aRdoR
この作品は、ジャケット写真がいいっ!笑自分でいうのも何ですが、、笑スーツでビシッと!黒髪で!がイメージ的ですね。本当は違うスタイルで撮る予定だったんですが、ジャケット写真撮影直接に急遽変更しました。
「ardor」という単語の意味は、情熱とか熱意という意味があります。でもただその熱量をダイレクトに伝えるのではなく、うちに秘めつつもさり気なく醸し出されるパッションみたいなものを描けたら一番いいなと思っていたので、それが形となって表現できたのは、自分にとっていい収穫となったなって思いました。
これからの様々な作品を作っていく中で、また新たに力をくれるような作品になったと思います。

11_NIGHT BY NIGHT
ギラギラ感満載の作品!サマーリリックシングルの一つでもあったので、やっぱりカッコいい部分も押し出して行きたいなって思った時に、この作品と出会いました。
詞の意味はほぼないんですけど、夏の暑い夜に、性別・人種・年齢・国を問わずに、踊ったりお酒を飲んだりワイワイしてる場面を、作品に落とし込めたらいいなという想いで書かせて頂きました。
ジャケット写真では、初めてエクステを付けてロングで撮らせてもらいました。最初は、三つ編みにする?とかウェーブにするか?など色々な意見も出たんですけど、一番しっくり来たのが、ストレートでした笑
ビジュアルも黒のモノトーンにさせてもらって、ダークさもあり、斬新さもあり、シンプル過ぎない感じが個人的に好きです。

12_Step by Step
実はこの作品のジャケット写真、1回撮り直してるんです笑最初に上がってきたものを見た時に、自分の思っていたものとちょっと違くて、、わがまま言って取り直させて頂きました。でも、取り直して良かったなって思いました。後、色んな構図や思考があって、1つに決めるのが物凄く難しかった記憶があります。あと、撮影が夏だったので、とても暑い中撮影しました笑
作品の内容としては、とにかく前向きに一歩ずつ歩んでいく直向きさみたいなものを、表現出来たらいいなと思い書かせて頂きました。言葉選びも敢えて友達に語りかけるようなラフな感じに仕上げました。最近は悲しいニュースが多いですが、そんな中でも人生の喜びや楽しみみたいなものを見つけてもらえたらなと思います。