さて 二日目。

あらかじめ滋賀の友人に連絡して 晩ご飯を一緒にと約束しておいたので

大阪には ゆっくり到着でも構わないなぁと思い

いつもはサンダーバードで乗り換えなしで関西に行くが、

今回は米原から新快速に乗り換える。料金もお安くあがる。

乗り換え時間は6分。新幹線に乗り換える人でホームはギュウギュウ。

エスカレーターは使わず階段で移動。
トイレに行きたいが、発車まであと4分。

トイレへ。
でも、ちゃんと間に合った。行き先姫路の再確認もした。

車窓には のんびりとした風景が広がり 琵琶湖も見えて気持ちよい。

そのうち 京都に近づくと車内が混みだして 暑くなる。

京都駅では 外国人がどっと乗り込んでこられ 通勤電車か!と思うくらい。

冷房が弱い 強くしてと叫びたい

でも京都から大阪までは停車駅は少なく 叫ぶ前に大阪に着く。

久しぶりの大阪駅 いったん改札を出てから、環状線に乗り換え 天王寺駅へ。

ここまでは順調だった。天王寺駅改札を出て 右か左か?覚えていない。

とりあえず右へ。ん?外に出ちゃうな。反対だ 戻ろう。

そうそう あべのハルカスはこちらこちら。見覚えのある構内にホッとする。

WEBで購入したチケットですんなり入場



我が家の本棚から出して 眺めておいた絵本の原画を ゆっくりじっくり鑑賞。

安野さんの最初の絵本が『ふしぎなえ』

『ふしぎなさーかす』の初めの頁と最後の頁の違いを見つけたり


『天動説の絵本』は古めかしさを出すために わざと紙を汚したり 皺をつけたりが 原画だと凸凹があるから すぐにわかる


楽しい 楽しすぎる


初めて知る本もあり 帰ってから図書館で借りてきた



『悪魔の辞典』は 装丁だけでなく 全体の体裁 活字の組み方などの助言をされたそう


辞典なので あ行 か行…の各章の始めに


安野さんの挿絵が施されている


そして 私が 一番 見惚れたのが

『絵本 三国志』



こちらは 紙本ではなく絹本(けんぽん)


中国の絹布に 中国の絵の具 に、中国の土を混ぜて使われた色もあるとか


この絵本を持っていないし 読んでも行かなかった私は


ただただ 圧倒されまくり 絵の前で動けなくなるほど


地の絹布の白ではない生成色がとても美しい


絹地の艶やかさや滑らかさの上に載る


絵の具の発色は 鮮やかなところや


霞んだところや けむったところもある


中国には行ったことがないけれど


西暦184年に黄巾の乱 蜂起の頃から


280年に魏蜀呉が晋に統一される 


約百年の有り様を感じさせてもらえた


そして全ての絵の中に押されてある落款


館内に使用された落款の印影が30個くらい紹介されてあった


この『絵本三国志』は、手に取れる絵本を眺めるのと


原画を観るのとには まことに大きな違いがあり


是非是非 展示会場でご覧いただきたい。


熱くなるカズン


大阪は ここまで お次は どこかな…