美術館から 表参道駅までの一本道には
聞いたことのある(食べたことのある)有名なお菓子屋さんや、
聞いたことのない(着たことのない)ブランドのお洋服のお店が立ち並ぶ。
まぁ 一切 そうゆう方面に興味を示さない私を
わかってか、時間がないからか、
お守役の二人は 入ってみる?とかも 一切無く
駅に着く。
予め ここから 百千鳥さんのお人形展の最寄り駅までのアクセスは調べてあるが、
メトロ線、大江戸線 さまざまな線路が入り乱れていて、
この乗り換えは 一人だったら まず無理だった。
乗り換え案内が示す駅が、地上に出ないと行けない!なんて。
私の下調べなど してないも同然だった。
お守役の二人は サクサクと歩き、流石 都会に住んでいる人。
一回、お喋りしていて 一駅乗り越し。こんなこともあるさー。
最寄り駅に着いて、地上に出たら、右か左か 一番迷うとこ。
ソさんは、即、「こっち!」と覚えておられる。
頼もしい。前に さんざん迷ったらしく、今度は バッチリのよう。
お人形展のご案内ハガキもお持ちで、地図を見ている。
「うん、覚えてる!」
「そう スーパー、お花屋さん」
いいぞ いいぞ。
交差点の信号で止まる。
「左だよね」
? しっかり者のヨさんが、
「真っ直ぐだよ」
「えー!だって 地図はこーなってるよ」
と、ソさん 訴えるものの、
スマホのマップを信じるカズン。
黙って ヨさん側に進む。
「あー、あったー」みんな笑顔
扉を開けると 3人のお店の方が。
百千鳥さんは この人だ。すぐ わかる。
初めまして なのに お会いしたことがあるような気になる。
ホンモノの百千鳥さんのお声は いつも記事で拝読している
想像通り、ハッキリとした くっきりとした滑舌のお声。
私は こっそり 人の手を見る癖がある。
お人形を創り出される 百千鳥さんの御手は つやつやされていて
皺もなく 美しい。
同年代かなーと思っていたけれど、ずっとお若いなと思った次第。
百千鳥さんのお人形を、心ゆくまで 見せていただいて、
私のところに来てもいいと 頷いてくれた お人形を頂戴して
百千鳥さんとマーガレットさんに サヨナラ。
また お会いします。
さて、駅に戻りましょう。
ソさん、反対側に歩き出す。いやいや。こっちだよ。
さっきの交差点で
ソさん「左だよね」
ヨさん・カズン同時に「真っ直ぐだよ!」
ほらほら 花屋があるよー。
楽し過ぎる。
ソさん、わざと楽しませてくれてるの。ありがとう。
帰りの新幹線まで 少し時間があるから
東京駅を見せてあげる と連れて行ってもらえた。
夢のような二日間。楽しかった。
お守役 お世話さまでした。
ありがとう。