先日、雪が降って、JRは特急に遅れが発生し、
それでも 8時台の列車に乗って 金沢へ。
「アンデルセン童話を楽しむ会」に参加するため。
語り手Mさんの アンデルセン童話の語りは、悲しいセンチメンタルなものではなく、
アンデルセン自身を調べ、理解し、アンデルセンらしさを深く追求されて、
アンデルセンの作品に触れておられるのだな と感じさせます。
今回は、語りは、
「一つのさやから出た五つのエンドウ豆」
初めてお聴きしたおはなし。緑色のえんどう豆たちの小さなおはなし。
そのあと、15人の参加者による輪読
「野の白鳥」 大畑末吉訳
輪読は1時間くらいかかったように思います。
素敵な会でした。
初め、輪読用に連絡があったのは、こちらの中の「野の白鳥」でしたが、
語る用に テキストが短くなっており、アンデルセンらしさが少なく、こちらを読んだ時、
グリム童話の「6羽の白鳥」となんて似てる話だろうと思いました。
でも、岩波書店の大畑訳は 完訳で、色、匂い、気温、風、様々なものが 伝わって、
まるで別のおはなし?と感じたほどでした。
会で 紹介された本 『デンマークの昔話』 山室静 訳 (三弥井書店)
この本の中に、「十一羽の白鳥」という昔話があって、
注釈に、アンデルセンが 「野の白鳥」を 書く時に土台にしたものと思われると
書かれてあります。
アンデルセン童話は、グリム童話とは違い、説話や昔話・民話からの影響はなく、
創作の物語だと思い込んでいたので、びっくり。
デンマークの昔話、とても面白い。
妖精族の伝説が載っていますが、ゾクゾクする楽しさ。
いいな~ 欲しいな~
でも、この本は手に入らないの。
すごく探したけど ないの。ヒットした古書店で注文したら、
在庫切れだったと連絡あり、悲しみに暮れる。。。