昨日、我が家のポストに届きました。


注文していた 『アンデルセンのお話・2』



子どもに語るアンデルセンのお話 2/ハンス・クリスチャン アンデルセン

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おはなしの仲間が これを知ったら びっくり仰天するのは 間違いないです。


なぜって、私は 創作のおはなしを 語ることが ほとんどないから。


昔話 それも 外国の昔話が好きで、たまに ここでも おはなしの記事を書く時が


ありますが、昔話ばかりのはずです。


そんな 私が なぜ アンデルセン童話に くいついたか。


それは、6月30日の記事にもしました、【アンデルセンの会】に参加して、


アンデルセン童話に 触れたからです。



ここで 創作の物語について ちょっと触れておきますね。


創作は、誰が書きましたって表記がある物語。


私は 読むより、語りで 物語を知ることが多いので、


語りで よく お聞きする創作のおはなしというと、今まで、断然多かったのが、


ファージョンのおはなし。


私も 本棚にあります。が 読んでいません。

ファージョン作品集 全7冊セット/エリナー・ファージョン
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語りで お聴きする場合、ファージョンは、すごい語り手によるものでないと、


さっぱり どんな おはなしだったのか わかりません。(私に問題がある場合もある)


何度か 同じ おはなしをお聴きして、「こんな お話だったのか~」となることが多いです。


でも、昔話のおはなしは、お聴きしていて イメージしやすいと感じます。


(むかし、むかし あるところに・・・で 始まるのが 昔話ね。)


やはり、昔話の 骨組みが 太く シンプルで、どんどん進んでいく、(戻ることはないです)


おはなしに身をゆだね、ぐいぐい引っ張っていってもらえる 感じがします。


なので、語りを始めたばかりの人は、昔話を勧められます。



私の 創作のおはなしのイメージは、読む文学といいますか、


情景描写が多く、情緒的で、形容詞が満載で、涙をさそう、センチメンタルな・・・


私は 自分のイメージを壊されたくないというか、自由きままに妄想したいので、


何か 押しつけられるような気がしてならなかったです。楽しめないといいますか。



そんな 私だから、創作のおはなしには 目もくれず、ひたすら 昔話に向かっていました。



なのに、今 アンデルセン童話に 惹かれてる。どうした! 私です。


それは 「マッチ売りの少女」を おはなしでお聴きし、


「人魚姫」を 輪読したから。



アンデルセン童話を 耳で聴く経験が なんと少なかったことか。


「人魚姫」 輪読して 初めて 知ったことがありました。



1.王子様は 口がきけない姫に、男装をさせて、乗馬させ、森へ出かけていったり、

登山したりするのです。必要か?ここの描写?



2.王子様は 隣の国の王女様と結婚することになったけれど、その王女に会う前に、

人魚姫に、「ぼくを助けてくれた あの美しい娘さんに 似ている君を、ぼくの花嫁にしたい」と

いい、姫のくちびるにキスし、その長い髪の毛に指をからませ(もはやメロドラマじゃ)、その

胸に頭をもたせかけました。

(なんたる 破廉恥な 王子じゃ!!)

そして、隣の国の王女が美しく愛らしく、自分を助けてくれた娘さんだとわかると、大喜びし、

結婚する王子。(人魚姫は こんな男のどこがいいのじゃ?)


などど、突っ込みたくなるよ!と思っていましたら、先輩がこんな本を紹介くださいました。


少女たちの19世紀――人魚姫からアリスまで/脇 明子
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脇氏のさくさくとした、はっきりとした文章が とても心地よいです。、


いろんな文献から 少女を辿り、 「人魚姫」を読み解いておられます。


ご興味のおありの方は ご一読を。


とても 面白く アンデルセン自身をも もっと知りたいと思えました



「人魚姫」は、朗読するとしても 1時間以上はかかるでしょうし、


朗読の場もないでしょうから、挑戦もしませんが、


アンデルセン童話を楽しんでから、いつか 「マッチ売りの少女」を 語ってみたいと思っています。