2年以上前から 準備したい思いでいた おはなしに


今週の月曜から 向かい合っています



私は 覚える為に 物語をパソコンに入力し


A4のコピー用紙に出力して 持ち歩いています


今回は 8枚


こんなに長い 遠い おはなしは はじめて



覚えられるかしら?  覚えますとも


この おはなしを まっているひとたちが いますから




子どもに語るアイルランドの昔話/著者不明
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世界のはての井戸



こんな おはなしなの   最初だけ 聴いてもらえる?



昔々 アイルランドに 王さまと お妃が住んでいました


二人には コナーという名の 王子がいましたが


お妃は 王子が まだ幼い頃に 亡くなりました


王さまは 新しいお妃を 迎えました このお妃には 三人の息子がいました


お妃は 自分の子どもたちばかり かわいがり コナーを憎みました


王さまは コナーに王国を継がせたいと 思っていましたが


お妃は それを知ると もっとコナーを憎みました



四人の王子は大きくなり コナーは立派な若者に。みんなから愛されるコナーを


お妃は亡き者にしたいと思うようになり


ある日 占い女に相談に行きました


占い女は 「方法はただ一つ 思い病気にかかったふりをして 病気を治すために


世界の果ての丘にある井戸の水をくんでこいと コナーに強い命令 ゲッシャをかけるのです


今までに その井戸を探しにいって 生きて帰った者は一人もおりません」


お妃は 占い女のいうとおり コナーにゲッシャをかけました


ゲッシャは 決して断ることができない命令 断れば 名誉を傷つけられ 辱めをうけることになり


ゲッシャに従えば 生きて戻ってくることはできないでしょう


コナーは ゲッシャを受け そして ゲッシャをかけたお妃にも ゲッシャをかけました


「あなたの三人の息子が 私と一緒に来るように


そして あなた自身は 四人が戻ってくるまで城の塔に立って 


風が麦畑から運んでくるものを食べ 雨のしずくで口を潤すこと」


コナーはお妃の三人の息子と出発しました


四人は ひたすら 馬を走らせ 山また山 いばらの茂る丘を越え 緑の谷をくだり


荒れ地を過ぎ 高い山を登りました


木々が風になびく森をぬけ さざなみの立つ湖や 歌う小川を渡り


妖精の塚のそばを通り 果てしない大草原を横切り


遠く 遠く あなたが知るより 二倍も遠く


だれもが知るより 十倍も遠くまで すすんでいきました・・・・・・・




このあとは まだまだまだまだ 旅がつづきます



覚えるのに 半年かかるでしょう


仕上げるのに 2ヶ月かかるでしょう


今年の年末には 語れるようになるかしら 先が長いです


でも やっと 向かいあいたいと 準備できました



私は 器用な人間では ないので


ひとつを 手に入れるために


何かを 手放すことに なります


この おはなしを 手に入れたら また 再開できるかもしれません



ブログは のんびりと させてもらいます


今いじょうに のんびりと