単身赴任かずモンのお弁当アーカイブ☆彡(0051)豚カツ

豚カツの由来には諸説あって面白いですね。

1899年(明治32年)に洋食店「煉瓦亭」で、ポークカツレツという名で豚肉をディープ・フライで揚げるという調理方法がありました。
洋食店「ポンチ軒」で現在の豚カツと同様の調理方法が1929年(昭和4年)に登場しました。「ポンチ軒」のコック、島田信二郎が考案者とされる場合があります。
「トンカツ」という名は屋台料理などですでに存在していました。

1923年(大正12年)の関東大震災の後、東京からたくさんの職人が各地に移住して豚カツが伝わったという歴史もあります。
その頃、洋食や中華料理の人気におされて人気が下っていた蕎麦屋が、カツ丼やカレーライスを扱いはじめて、「蕎麦屋の洋食」といわれて人気となりました。

昔、中国の西安市で、有名な料理人がとても美味しい料理を新しく工夫した。これを食べに行きましょうとすすめてくれました。大いに期待して行きましたが、出てきたのは普通の豚カツでした。

私が豚カツが好きだと知っている友人が私の誕生祝いを計画しました。京都市の河原町丸太町にある「とんかつ清水」のカツサンドはとても大きいのです。これを食べるのには体調の準備が必要です。

お弁当に入れる豚カツはそのままのもありますが、玉子でとじる「カツ煮」の状態が多くなります。

豚カツに限らず豚肉が好きです。とりわけ酢豚が大好きで、京都四条大橋西詰南側にある東華菜館に行ってまず酢豚、春巻き、水餃子を頼みます。



向日葵にとりかこまれて豚飼へる     京極杞陽
蓼あかし売るときちよつと豚拭かれ   能村登四郎
蟻とならんか豚とならんか豚見てをり   加藤秋邨
天つつぬけに木犀と豚にほふ       飯田龍太

パイナップルたつぷり加へ酢豚なり    かずモン
主菜には糸瓜と豚の味噌炒め
黒豚の跡形もなし尉の上
厚切り豚焼き花菜たつぷりと