単身赴任かずモンのお弁当アーカイブ ☆彡(0044) お茶とお弁当

お弁当と言えばお茶です。昼食の時の飲み物が大切な役割を演じます。今の日本ではペットボトルが大きな位置を占めています。その中でもお茶のペットボトルが人気です。

ペットボトルの普及によって、急須でお茶を入れる人が減ったと考えられています。しかし、お茶を急須で入れることを楽しむ若者もいるのを、私は知っています。そのための急須のアイデアもいろいろあるのがうれしいです。



私が使っている急須です。煎茶堂東京製の「透明急須」です。熱湯を入れてもすぐ持てることが理由です。後で洗いやすいことも特長です。透明でお茶が出ている状況か見えるのが楽しいというのが気に入っています。

職場での昼食の時には、一緒にお弁当を食べる大切な仲間がいます。その方がいつの間にか正午を知らせる行動を始めるので気がつきます。お茶を入れてくれているのです。寒い季節には熱いお茶が、暑い季節には冷たいお茶がテーブルの上に置かれます。その合図でお弁当を持ってテーブルにつくのです。毎日、幸せを実感する大切は休憩時間です。

ペットボトルのお茶の時には、古くならないように気をつけなければなりません。オフィスで一人の時には、昨日の飲み残しのペットボトルのお茶がデスクに置いてあったりします。これはだめです。

伊藤園のウェブサイトには、ペットボトルのお茶を開封した後のことが説明されています。

「一度開封した飲料は、空気中のホコリや雑菌などが入り込むことで、味わいや香りが落ちたりと、中身が変質します。また、開封後長時間経過すると、雑菌が内容液中で増殖し、塊になることもあります。
①直接、口をつけて飲んだ場合は開封後、8時間を目安にお飲みきりください。
②コップなどにあけて飲んだ場合は無糖茶飲料・青汁飲料・水は、冷蔵庫に保管の上、2~3日以内を目安に、野菜・果汁飲料は3~4日以内を目安にお飲みきりください。
なお、野菜・果汁飲料については、一度開封してから時間が経つと、混入した雑菌により内容液が発酵し、炭酸ガスの発生により容器が膨張することがあります。その場合、開封時にキャップが飛んだり、容器が破裂することがありますので、ご注意ください。
飲みかけのペットボトル飲料はキャップを閉め、冷蔵庫に保管のうえ、上記の記載を目安にお早めにお飲みきりください。(賞味期限は容器を開封すると無効となります。)」

とあります。これは必ず意識しておくことが重要です。
とくに口をつけて飲む場合がほとんどですから、8時間を目安にということを覚えておきます。

伊藤園のペットボトルには「おーい お茶」と書いてあります。昔、明治以後の日本では、家の主人は男で、妻はその下に位置していた時代がありました。「おーい お茶」と主人が大声でいうと、「はーい」と妻がお茶を運んできたという時代のなごりのようなラベルですが、それはともかくとして、このボトルには俳句が載っています。

第三十四回 伊藤園新俳句大賞 佳作特別賞の作品は、

真夜中に靴紐締めて初日の出   川原摩耶


東京都大田区の17歳の方です。
この1年のはじめを見事に決めた決意と意気込みが詠まれています。初日の出をしっかり拝んで未来を向いて人生を力強く、靴紐を締めて歩き続けておられることでしょう。

煎茶の茶葉にはビタミンA、C、E、B群、またビタミンAの前駆体となるβカロテンが豊富に含まれています。 その内、水溶性ビタミンであるビタミンCとビタミンB群は水に溶け出すため、煎茶を飲むことで摂取ができますが、それ以外の脂溶性のビタミンを摂取するには、茶葉を自体を食べる必要があります。

健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。
そこに「緑茶の効能と美味しい入れ方」というページがあります。

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/tea.html

お茶を「いれる」という日本語には3つの意味があります。
1.飲み物としてのお茶をつくること。
2.お茶の葉を缶などに収納すること。
3.急須から茶碗に茶をうつすこと。
1.の意味ではお茶を「烹れる」「点れる」「煎れる」「淹れる」という漢字が使われてきました。その歴史はここでは無視されています。


お茶の花うれしきときも俯きて      後藤比奈夫
掌にのせ茶の花を仰向かす         富安風生
巨き掌を賜ひ新茶を賜ひけり        石田波郷
門前町すこし賑やか新茶買ふ        山口青邨
新茶の香収まるところに収まりし      桂 信子

学童の列茶畑に入りて消ゆ         かずモン
薬研坂新茶を買ひにドイツ人
茶の花や「茶樹王」樹齢五百年(雲南省)
緑陰の行きつくところ茶筅塚
果たし状新茶を添へて送りけり
狛犬に新茶供へてありにけり
大学に都をどりの茶席かな
三番茶摘む手際よさ秋高し
冬日射し土間に積み置く茶蒸し篭
休明けの研究室に新茶の香