お弁当アーカイブ ☆彡(0014) 6月3日駅弁を買って出勤

京都の実家から朝の新幹線で出勤するときには駅弁を買って持って行くこともあります。昔から駅弁が大好きです。若い頃には駅弁を求めて旅行したこともありました。京都から札幌まで片っ端から駅弁を食べて旅行した友人がいました。私より若いこの友人が先に亡くなってしまいましたが。

今回の駅弁弁は崎陽軒のシウマイ弁当です。焼売でなくて「シウマイ」であることに意味があり、長期間品質が変わらないことにも意味があります。

鉄道の発達とともに進化してきた駅弁は、日本の食文化そのものであり、旅に欠かせない要素です。駅弁の歴史はにぎりめしから始まりました。通説では明治18年(1885)の宇都宮駅が初めてだそうです。ごまをまぶしたにぎりめし2個とたくあんを竹皮に包んだもので、ひとつ5銭でした。そばが1杯1銭の時代でした。

1906年、明治39年には京都駅で駅弁販売が開始されました。萩の家です。1909年、明治42年には「鰻丼」が販売開始です。萩の家の駅弁です。

昭和31年(1956年)、東海道本線が全線電化になりました。昭和39年(1964)には東海道新幹線が開業しました。駅弁はこの頃さらに進化しました。その土地ならではの食材を使った駅弁がたくさん登場しました。

「シウマイ弁当」の崎陽軒は、昭和29年(1954年)の発売。神奈川県横浜駅でした。今とほとんど変わらない弁当です。「峠の釜めし」の荻野屋は昭和33年(1958年)です。群馬県横川駅です。

崎陽軒は今年、シウマイ弁当誕生70周年記念パッケージの「シウマイ弁当」を売りました。950円(税込)で、内容は、俵型ご飯(小梅、黒胡麻)、昔ながらのシウマイ、鮪の漬け焼、蒲鉾、鶏の唐揚げ、玉子焼き、筍煮、あんず、切り昆布&千切り生姜です。1 装当たりのネルギー772kcal、たんぱく質29.9g、脂質15.4g、炭水化物128.4g、食塩相当量3.7g(推定値)です。