日本で生まれ育った年月と、アメリカに移り住んでからの年月が今年で同じになる。

これからは、アメリカがどんどん長くなっていくんだなあ、、、と思うと少し寂しいようでもあり。

実際に、何かを説明する時や表現する時には、英語の方が伝えやすい事もあるし、英語の語彙や言い回しを、日本語で何というかググる事も増えてきた。

日本では、「社会人」としての義務である税金を払いながら生活をした事もないし、家庭を築いた事もない。

大学の学位もこちらで取り、結婚相手もアメリカ人、住んでいるのもアメリカという事で、自分は知らぬうちに「アメリカナイズ」されてるかもなあ、、、と思っていたのだけど、、、

今日、運転中にいつものNPRという中立ニュース(NHK的な)を聞いていて、日本の「天皇陛下お気持ち表明」のトピックになり、専門家が来て色々と話していた。

そこで、話の内容より何より、その人にしてもニュースキャスターにしても、天皇陛下のお名前を呼び捨てにしているのが、すごく耳について。

よく考えたら、皇室の方々には姓がなくて(昔々天皇が臣民に与えていたのが姓であり、万世一系、与える側の皇室には姓はない)、あるのは称号、宮号。

天皇皇后両陛下も昭和天皇も、姓があればそれを使うけどそれもないし、名前があるからそれで読んでるだけで悪気はないんだろうけど、、、もうちょっと、何ていうか敬意を示してほしい、、、

で、アメリカに長く住もうとも、やっぱり私には日本人の血が流れてるんだな、、と。アメリカ的な、すべてに関して平等、合理主義、近代主義こそ文明!っていうところに相容れていない自分を発見したり。

ブログでも普段リベラルな事ばっかり主張してるのに、おかしいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、でもまあ、矛盾があるのが人間という事でお許し下さい。てへぺろ

天皇陛下の公務は、何百年と続いてきた祭祀(新嘗祭、天長祭とか有名かも)だけでも年に30回はあるし、それプラス国事行為で、陛下自ら署名・捺印なさる書類は年間1000件を超え、それに慰問やら外交やらと、本当に激務。

陛下がお望みなら、生前退位が可能になると良いなあ、と。

国民の平安を願い、それを日々祈る完全「無私」の存在の天皇陛下とそれを支える皇后陛下のお姿は神々しいけれど、生身の人間なのだから無理はなさらないで欲しい。

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ちなみに、こんな事言ってますが、日本にいた若かりし学生時代は、「人間皆んな平等のはずじゃろ?!天皇とかおかしいが!」とか言ってました。

これだから、年をとるのもオモロイのよ。ウインク