2016年はうるう年です。気になる人もいるかもしれませんが、銀行はうるう年の時って金利計算どうしてるの?という疑問に答えてみたいと思います。

①預金の場合
預入金額  :100万円
金利(年利):1%
だったとします。預金は通常日割りで利息が付きます。
うるう年 2016/1/1~2017/12/31は366日あります。
計算方法は100万円×1%×366/365=10,027円となります。ポイントは分母が365日なのです。
通常年であれば、365日です。当然1日長く預入している訳ですから、その分利息は多くなるということです。見方を変えると、1年定期の利息をもらうには、1日長く預入する必要が出てくるということです。でもよく考えると、年利1%でないよねということなんです(笑)上のケースで考えると、正確には10,027円/100万円=1.0027%ということになります。銀行はうるう年を考えて金利の表示をしているわけではありません。あくまで、1年の預入はあくまで1年後の応当日です。

では
②融資の場合
 借入金額:100万円
  金利 :1%
だったとします。融資も考え方は預金の場合と同じです。融資は日割りの他、住宅ローン等は月割りですることがあります。比較してみましょう。
【日割りの場合】
うるう年 2016/1/1~2017/12/31は366日あります。
計算方法は100万円×1%×366/365=10,027円となり、通常の年より、1日長く借り入れすることになるため多く利息を取られることになります。
【月割の場合】
うるう年は2016/1/1~2017/12/31は12ヶ月ですね。100万円×1%×12/12=10,000円です。お気づきかもしれませんが、月割の場合、通常年と変わりありません。月割は1ヶ月に満たない場合のみ、日割りで計算するのです。

月割の補足をすると365/12≒30.4日です。月割は1ヶ月を30.4日と捉えています。しかし、30日の月もあれば、28日もあったりしますから、30日以下の月は日割りより利息を多くとられていることになります。一方31日の月は日割りより利息が少ないのです。