さて、前回は個人信用情報について触れました。今回は審査の次の段階について述べます。

銀行は個人信用情報に特段の問題がなければ、次は具体的な年収・勤務先等を見て審査をします。

この際、どんな審査をしているかというと、ローンの申込書に記載された、勤務先・年収・従業員数・勤務先の資本金等を従業員(パート)がコンピュータに入力していきます。そして、その結果によって顧客をランキング付けします。大体6~7段階くらいでしょうか。ランキングの高い人ほど、高額の借入をすることが可能です。もう少し具体的に言うと高いランキングほど、高い返済比率でも審査をパスできます。返済比率は年間返済額/年収です。ランキング上位は40%くらいまでいけると思います。

 ですから、ランキング下位の人は返済比率を下げるために、自己資金を出したり返済期間を延ばすことで審査をパスすることができます。自己資金ってやっぱり大事なんです(>_<)ちなみに、

返済比率を算出するときは他の金融機関の借り入れも銀行員はみていますよ。前回説明した通り、信用情報で他の金融機関の借入は銀行員は手に取るようにわかります。他の借り入れも含めて銀行は返済比率を計算しています。銀行でローン相談する際に他の金融機関は全額返済しますと伝えれば、それを除いて審査することも可能です。完済が条件になるかもしれませんが(^^;

 基本的に銀行員は丹念に顧客をみているわけではありません。データを打ち込んで、
コンピュータが出した結果をもとに、この人は返済比率が基準にはまっているから○とか×とか
の結果を出しているわけです。担保評価とかそんなものは個人ローンに関してはさして重要項目ではありません。

 逆を言えば、担当する銀行員が優秀であるかどうかはローン審査に関係ありません。コンピュータの基準に合致できれば、どんなに仕事ができない銀行員が担当でも審査は通ります。

これから銀行でローンを組もうと思っている方は是非、頑張ってください!